株式会社住商アビーム自動車総合研究所(本社:東京)は、国土交通省が推進する第7期ASV推進計画*において、普及啓発活動を受託しております。その活動の一環として10月30日から開催されるジャパン・モビリティ・ショー2025に国土交通省が出展するASV推進計画のブースの企画運営を行います。
ASV(Advanced Safety Vehicle:先進安全自動車)は、先進技術を利用して安全運転に資するシステムを搭載した自動車です。「ASV推進計画」は、ASVに関する技術の開発・実用化・普及を促進する国土交通省によるプロジェクトで、1991年度から30年以上に渡りASV技術の実用化による交通事故の削減に向けて活動を行っています。現在の第7期では、より多くの人々に「正しく活用してもらうこと」、そして「過信・誤解による事故の防止」を目的として普及促進活動に取り組んでいます。
今回のジャパン・モビリティ・ショーでは、実車走行では体験が難しいASVの運転支援機能をリアルに再現する「ASVドライビングシミュレータ」をご用意しました。高速道路でのクルーズコントロールや、交差点右折時のリスクに対する運転支援機能がどんな働きをするのか、安全な状態で疑似体験することができます。また、VRヘッドマウントディスプレイ「ASV体感VR」でもさまざまなASV機能を紹介します。さらに、国内外メーカーの各モデルに搭載された運転支援機能を調べることができる検索システム「ASVテックサーチJMS2025 ver.」で、ご自分のクルマにどんな機能があるのかを知ることができます。
高度な運転支援機能は、安全運転をサポートあるいは運転を快適にするものですが、一方で機能には限界があります。あくまで「運転支援」であり「自動運転」ではないのです。ASV推進計画のブースでは、機能の過信による行動が危険につながることを多くのユーザーに伝えるメッセージを動画などで発信していきます。また、ASVに関する情報をユーザー目線で発信するサイト「Drive Safe!」も紹介します。
*ASV推進計画:
国土交通省では、ASV推進計画を1991年から始めており、その間に数々の先進安全機能が開発・普及されてきました。また、自動車メーカーも、事故をなくし、楽しく運転するための技術開発に積極的に取り組んでいます。
第7期ASV推進計画においては、「誰もが使用する技術となったASVの正しい理解・利用の徹底と効果的な普及戦略」というテーマを掲げ、
1. 現在有効活用されていないASV技術を正しく活用することによる事故防止
2. 機能の誤った理解・使用による事故の防止(過信・誤解による事故の防止)
を目指しています。
・場所:東展示棟(E7310)
・出展者:国土交通省
・企画・運営:株式会社住商アビーム自動車総合研究所
・ASVドライビングシミュレータ
試乗体感が難しい先進安全機能をリアルに再現し、先進安全機能の作動シーン、作動条件、うれしさを擬似的に体感することで、機能をより理解することができます。専用シートと映像が連携し、アクチュエーターでシートが挙動するので、実際の運転感覚が得られます。
(協力:トヨタカローラ埼玉株式会社)
・ASV体感VR
上下左右360度見回せ、没入感のある試乗体験が可能です。CG技術を用いた機能解説もあり、実際の運転ではわからない機能の細部まで理解することができます。
(協力:株式会社SUBARU)
・ASVテックサーチJMS2025 ver.
国内外モデルの搭載安全機能の検索システムで、ご自分の愛車に搭載されている先進安全技術について、調べることができます。各自動車メーカー、インポーターの協力の下、モデルごとの最新情報を提供しています。
・正しい理解促進のための動画展示
・ASV推進計画およびASV技術等のパネル展示
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社住商アビーム自動車総合研究所 担当:海野・鈴沖
TEL:03-6285-4600 / E-mail: jimukyoku@sc-abeam.com