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コラム

AYAの徒然草(96)  『今を楽しむ力』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティグ会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第96回 『今を楽しむ力』

先日、産業カウンセラーの仲間と会ったときのことです。その中のある女性が、自分の上司の話をしていました。その上司は、大勢の部下を持ちながらも自分が気に入っている部下だけをかわいがり、仕事の評価も平等に行わないそうです。その上、自分の仕事のミスを、部下のせいにするような最低な人だそうです。そんなひどい上司に辟易している、という話でした。

でも、彼女は、今、自分が置かれているそんな状況をこのようにも話していたんです。「でもね、こういうイヤな上司がいるからこそ再認識できることもあるんだ。たとえば、尊敬できる上司の下で働いていたことが素晴らしいことだと一層強く感じることができる。それと、これはもしかすると、自分が学んできたカウンセリングの知識を実践的に活かすために、今、敢えてこういう状況が自分に巡ってきたのかもしれない、とすら思える。」と。

正直言って、私だったらそこまで前向きに考えられないな、と思いました。私なら、せめて、反面教師としてあのような人間にならないようにしようと自分を戒めることが精一杯かもしれません。だから、素直に、彼女の考え方や前向きな姿勢が素晴らしいなぁと思いました。

また、こんなこともありました。その数日後に、彼女と二人で食事に行ったんです。おなかがいっぱいになった後、彼女の方から「この近くに、美味しいタルトのあるカフェがあるんだけど、この後そこでお茶をしない?どうしてもそのタルトが食べたくて。」と言うので一緒に行きました。でも、お店に入って席に座ってから、彼女がどうしても食べたいと思っていたタルトが売り切れだということがわかったのです。私は、その後の彼女の言葉に、また驚かされたのです。「残念・・・。でも、食べなければその分ダイエットになるからまぁ、いいわ。」とつぶやいたのです。

私だったら、店員さんに無謀な交渉を始めるかもしれません。「どうしてもあのタルトが食べたくて来たんだから、今からどうにかして作ってください!待っていますから。」というように。もしくは、そのタルトがないとわかった瞬間、不機嫌になってすぐにお店を出るかもしれません。彼女の言動に比べたら、本当にお恥ずかしい限りです・・・。

彼女は、「どんな状況でも今を楽しむ」を心掛けているそうです。自分の気持ちを盛り上げるのは、周りの人の存在や影響もあるけれど、自分自身の思考次第で、どんな状況でも自分の気持ちを熱く保ち前向きでいられると言うのです。

大きなくくりでいえば、「ポジティブシンキング」と似ていますよね。でも、普通の人はポジティブに考えるにも限界があると思うんです。すなわち、彼女の考え方は、単にものごとを楽観的に捉えることでは終わらないのです。だって、イヤな上司の話もタルトの話も、楽観的思考からさらに一歩踏み込んで、確実に自分自身が納得のいく理由を見つけて、気持ちを盛り上げるように方向づけていますよね。

そういう一歩踏み込んだ考え方は、きっと、彼女の豊かな「発想力」や「想像力」、それと、自分の確固たる「自信」などがもたらしていると思うんです。そんな彼女の才能とも言える 「今を楽しむ力」 があれば、どんな時でもハッピーに過ごせそうですよね。とても羨ましいです。だから、私も少し彼女の考え方を見習うことにしました。

そんなことがあった後、まったく別の友人がこんな愚痴を言っていたんです。「最近、取引先や職場の忘年会ばかりでつまらないよ。色々と面倒くさくて。なんか楽しいことないかねぇ?」と。私はこのように答えました。「そんなことを言わずに、考え方を変えて今、自分が置かれている状況を楽しんでみたらどう?以前言っていたけど、取引先との会食は、普段、私たちが自腹では行けないような超高級なお店に行って超高級ワインを飲むんだよね?それならば、もう懇親の目的は二の次にして、今日は美味しいお酒とお料理を楽しむために行くんだ!と、勝手に自分だけ、目的を変えてしまったら?そうしたら少しは楽しめない?」と。

何か 1 つでもナイショの楽しみを持って忘年会に参加すれば、面倒くささも少しは軽減するかと思い、ちょっと利己的な考え方かもしれませんが、私はこのようにアドバイスしました。

さて、冬も本番に入り寒さが厳しくなりましたね。その上、12月はなにかと忙しくなるので、時間的にも気持ち的にもゆとりがなくなる時期ですよね。でも、そんな季節だからこそ、彼女のような「今を楽しむ力」で、せめて気持ちだけは熱く保っていたいものです。

今年もあとわずかです。弊社のメールマガジンも、本日が年内最終号です。少し早いですが、良いお年をお迎えください。そして、来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

<佐藤 彩子>

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