自動車の「所有から使用へ」の流れのカギとなる要素は?

 自動車業界で関心が高いテーマを設定し、アンケートをさせて頂きます。翌月、
ご回答頂いた皆様の声をもとにそのレポートを発表致します。 

 今月のテーマは『所有から使用へ』という動きについてです。皆様のご実感
にもとづく、さまざまなご意見をお待ちしております。

自動車の「所有から使用へ」の流れのカギとなる要素は?
(アンケート実施 : 2015年9月15日配信メールマガジン)   

                                              
質問 

 日本の自動車市場は今後、減少傾向に向かうという予測が大勢を占めていま
す。その背景として主に挙げられるのが少子高齢化の進行や人口の減少傾向で
すが、他にもネットワークの発達による物理的な移動需要の減少や、自動車と
の関わりかたが「所有から使用へ」と変化しつつあることの影響もあるとされ
ています。

 自動車の「所有から使用へ」というとまず想起されるのがレンタカーであり、
また認知度が急速に高まりつつあるカーシェアリングですが、これに加えてこ
こへ来て個人所有車のレンタルや乗合マッチングの商業化の可能性追求など、
新たな動きも出て来ています。とはいえ、依然としてまだまだ主流は「所有」
であるというのが現状です。

 それでは、「使用」が更に進むかどうかのカギは以下のうちどのような点に
あるとお感じでしょうか。ご自身の「使用」に際してのポイント、あるいはあ
くまで「所有」が軸になっているかたが「使用」に踏み切るに際してのハード
ルと感じておられる要素を想起してお答えください。

1. 会員登録や規約・制度の難易度

2. 車両へのアクセシビリティー(ステーション数)

3. 利用料金水準

4. 提供車種の選択肢

5. 常用可否(必要な時にいつも乗れるかどうか)

6. その他

 「所有から使用へ」という流れが進むと自動車が売れなくなるという意見が
ありますが、果たしてそうなのでしょうか。次号にて、皆様からいただくご意
見も踏まえて、考察してみたいと思います。

 
   

アンケート結果