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コラム

AYAの徒然草(54)  『「何かを始める努力」と「何かを止める勇気」』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第54回 『「何かを始める努力」と「何かを止める勇気」』

私は、道路も人生も前を向いて歩く主義なのであまり後ろも過去も振り返らないのですが、年末も押し迫ったこの時期、今年一年、私は何をしたかなぁと思い、ちょっとだけこの一年を振り返ってみました。

と言っても、今年一年間に書いたこのコラムを読み返してみただけですが、なんとまぁ、今年の初めごろに書いていた文章は稚拙で恥ずかしいことなんのって。さらにその前、去年書いた文章なんてもう、目も当てられない状態です。自分で書いた文章を読んで、自分で驚いているなんて、なんだかおかしなことですよね。

でも、一年前に自分が書いた文章を読んで稚拙で恥ずかしいという気持ちが込み上げてくるということは、私が一年間にそれだけ成長したという証でもあると思うんです。たった一年ですが、こうやって自分の成長を目に見える形ではっきりと感じられるものさしを持っている私は、とても恵まれていますよね。一年間は、長いようでもあり短いようでもあり、そんな一年間の自分の成長をはっきりと知ることができる今の仕事に、私はとても感謝します。

しかし、商社に勤めていて、コンサルティング会社に出向することも驚きながら、まさか、そこで多くの人の目に触れる文章を書くことが自分の業務の 1つになることなんて予想だにしていませんでした。実は、自ら言い出してこのコラムを書くことに至ったのですが、最初から自信があったわけではありません。

今年の夏、読者の 1 人である国内自動車メーカー T 社の方から、T 社の職場でのコミュニケーション活動の一環として取り組んでいる「男女のコミュニケーションの改善」を推進するために、T 社の某部イントラ(閲覧可能者約10,000 人)に、私のコラムを転載させて欲しいというご相談がありました。そして、今年 8月から、私のコラムが T 社の某部イントラに掲載されることになりました(掲載コラムは以下ご参照)。また、弊社の親会社である住友商事の全社イントラのワークライフバランスの HP にも、T 社イントラに掲載されているコラムと同じコラムを掲載させて欲しいというお話があり、今年 10月から掲載されるようになりました。そんな嬉しいお話を頂戴する度に、私はだんだんと自信がついてきて、今ではやる気満々になって書いているほどなんです。

(自動車メーカー T 社の某部イントラと住友商事の全社イントラに掲載中のコラムはこちらの2つです。↓)

http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/aya/aya0162.html

http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/aya/aya0163.html

ところで、「文章を書くこと」って、書くこと自体は難しいことではありませんが、自分の熱い思いを熱いまま読者に伝わる文章を書こうと思うと、途端に難易度が増します。そのために、私は陰ながら色々と努力をしているんですよ。思いが伝わる文章にするために私が日頃から意識して積極的にやるようにしている表面には出てこない努力は、実はこんな些細なことなんです。

例えば、その 1 つ目は、想像力を豊かにするために、なんでもかんでも自分に置き換えて「自分だったらどうするか。どう行動するか。」ということを、いつでもどこでも考えるようになりました。考えるというより、ほとんど「妄想」です。自分で自由な発想で「ストーリーを作ること」ってとても大切なことだと思うんです。そんな妄想で浮かんだ面白い話や良いアイデアは、忘れてしまわないように肌身離さず持っている「ネタ帳」に記入しておくんです。

2 つ目は、人の話をよく聴くようになりました。私の身近にいる尊敬している人の話はもちろんのこと、各界の偉人・賢人の講演会やセミナーによく足を運ぶようになりました。そうやって、いろんな人のいろんな話を聴くと、自分の悩みがとてもチッポケに思えてきて、コラムのテーマになりそうなヒントをたくさんもらえるんです。私は今年 1年間で 15 人の著名人の講演会に行きました。

3 つ目は、読書にちょっと工夫しました。本の数を増やしたのはもちろんですが、思考のマンネリ化を防ぐために、自分が読みたい本だけではなく、今まであまり読まなかったジャンルも意識的に(強制的に?)読むようにしました。

さて、そんなに新しいことばかりを始めていては、時間がいくらあっても足りないことも事実でした。1日 24時間は誰もが一緒。睡眠時間や食事をする時間を削るわけにはいかないので、何か新しいことを始めるためには、続けてきた何かを止めなければ、新しいことのための時間を作り出すことはできません。

私は、週に最低でも 2 回はスポーツクラブに通っていましたが、コラムを書き始めるようになってから、その頻度を下げました。今は 2 週間に一度くらいしか通っていません。それと、以前は、ほぼ毎日のように、友達と食事をして帰ったり、会社の同期や先輩・後輩とちょっと一杯飲んでから帰っていたのに、今では、行っても週に一度ほどです。また、週に一度はエステに通ってお肌の調子を整えていたのに、それも 2 週間に一度くらいに減らしました。私は、これらの空いた時間を、妄想にふけったり(?)、講演会に行ったり読書をしたりして、文章を書くことのベースとなる幅広い知識や情報をインプットする時間に変えたのです。

人間は、楽しいことや好きなことにはつい、興味や時間を注いでしまいますが、自分が好きなことや今できていることを止める勇気も大事なことだと思っています。これを、「犠牲にする」と言ってしまえばそれまでです。そのようなネガティブな意味の言葉で表現するから良くないことにとらえがちになるんだと思います。私の場合、「犠牲にしている」のではなくて、「新しいことを始めるために、楽しいことや今できていることを止める勇気を持っているんだ」と自分の行動に誇りを持っています。

しかし、「継続は力なり」とも言います。何かをずっと続けることもとても大事なことだということはよくわかっています。でも、「何かを止める勇気」は、それと同じくらい大事なことだとも思います。新しく始めたことも今までできていたことも、どっちも中途半端になるくらいだったら、できていたことを止めた方が良いと私は思うんです。

弊社のメルマガの読者は、現在、完全版だけで 6,000 人、抜粋版も含めると 35,000 人いらっしゃいます。何千何万人もの方に毎号、熱心に読んでいただき、弊社スタッフ一同、読者の方々に励まされて仕事に邁進できていると言っても過言ではないくらいなんです。そんな元気を分けてくれる読者のうち、一人でも多くの方が、私のコラムを読んで「何かを始める」または「何かに気づく」きかっけとなれば、私はとても光栄です。そんなコラムを書けるようになるためにも、来年も引き続き「何かを始める努力」と「何かを止める勇気」を持ち、読者の心に響くコラムを目指して頑張りたいと思います。

今日はクリスマスですね。みなさん、楽しいクリスマスをお過ごしください。そして、少し早いですが、良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします!

<佐藤 彩子>

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