本文へジャンプ

業界アンケート

カーシェアリング事業の課題について

2007年 10月から自動車業界に関連するあらゆる傾向をアンケート調査してきた
「住商アビーム 1 クリックアンケート」が 2011年 2月からリニューアル致し
ました。ご回答頂いた皆様の声をもとに、翌月、このテーマに関するレポート
を発表致します。
今月の特集は「カーシェアリング事業の課題について」です。

                                                                                                    
日本でのカーシェアリングの普及について
(2011年7月7日配信分)

質問

 交通エコロジー・モビリティ財団の調査(2011年 1月)によれば、国内にお
けるカーシェアリングサービスがここ 1年で急速に浸透しています。

[会員数]:73,224 人(昨対比 4.5 倍)
[車両台数]:3,911台(同 3.0 倍)
[カーシェアリング車両ステーション数]:2,917 ヵ所(同 3.4 倍)

 会員数でみると、日本の人口約 128 百万人の 0.06 %に相当する普及状況と
なります。一方で、同調査では、他先進国におけるカーシェアリングの普及状
況も発表しており、結果は以下の通りとなっています。

 [国名]      [会員数/人口]      [サービス開始時期]      [調査年月]
 スイス            1.22 %                        1987年                   2010年 6月
 カナダ           0.21 %                        1994年                   2010年 7月
 ドイツ            0.19 %                        1988年                    2010年 1月
 イギリス        0.18 %                           不詳                     2010年 1月
 アメリカ         0.15 %                        1998年                   2010年 7月
 日本             0.06 %                        2002年                   2011年 1月

 スイスでは、20年以上前からカーシェアリングサービスを開始しており、2010
年時点で人口の 1.22 %が会員となっています。また、日本とサービス開始時
期がそれほど変わらないアメリカにおいても人口の 0.15 %が会員になってお
り、日本より高い結果が出ています。

 都市化の状況や交通事情、クルマに対する意識などカーシェアリングを取り
巻く環境は国により様々ですが、日本の会員数は、今後 10年間(2020年前後)
でどこまで増加すると思いますか。以下選択肢の中で、読者の皆様が最も当て
はまると考えられるものを一つお選びください。

1. 会員数10万人程度
   (現状の 7.3 万人から大きく増加しない)

2. 会員数10万人~20万人程度
   (20 万会員は会員数 / 人口=0.16 %で現状のアメリカに近い水準*)

3.会員数20万人~30万人程度
   (30 万会員は会員数 / 人口=0.23 %で現状のカナダに近い水準*)

4.会員数30万人程度以上
   (スイス程ではないが、会員数 / 人口で現状の他先進国より高い水準*)

5.その他

*相対的な比較の参考値です。なお、分母の人口は現状の 128 百万人ベースで
算出しています。
 

アンケート結果

どのエリアに重点的にステーションを設置すべきか
(2011年7月12日配信分)

質問
 

 前号では「日本におけるカーシェアリング会員数の増加見込み」を伺い、結
果は以下の通り、現在の会員数 7.3 万人に対して、今後 10年間で 10 万人~
20 万人程度、もしくはそれ以上に増加すると回答された方が 60 %を占めまし
た。

「会員数 10 万人程度」  :27 %
「会員数 10 万人~ 20 万人程度」:26 %
「会員数 20 万人~ 30 万人程度」:16 %
「会員数 30 万人程度以上」 :18 %
「その他」   :13 %

 オリックスを始め、業界プレイヤーは積極的に投資を進めており、パーク 24
も本年 2月末~ 10月末までの 8 ヵ月間で、名古屋市内のステーションを順次
拡大し、現在の 5 倍となる累計約 100台の車両設置計画を発表しております。

 業界プレイヤーにとっては、限られたリソースを如何に効率的かつ効果的に
配分し、普及の促進を図ることができるかが課題であると考えられます。

 本号では、その中でも「どのエリアに重点的にステーションを設置すべきか」
についてお伺いしたいと思います。

 以下選択肢の中で、読者の皆様が最も当てはまると考えられるものを一つお
選びください。

1. 小規模商業エリア
 (コンビニや駅前商店街など)

2. 中・大規模商業エリア
 (ショッピングセンター/ホームセンター/家電量販店など)

3.住宅エリア
 (宅地付近/マンション施設内など)
 
4.公共施設エリア
 (病院/大学の敷地内など)

5.観光エリア
 (ホテル/駅/空港/観光施設など)

6.その他
   

アンケート結果

 

重点的に投入すべき車種について
(2011年7月19日配信分)

質問
 

オリックスや、パーク 24 (タイムズプラス) を始めとした業界プレイヤー
は、会員数の増加や事業の拡大に合わせ、積極的にカーシェアリングサービス
の採用車種を拡充しています。

 オリックスは 2011年 3月から日産リーフをラインナップに加え計 11 車種へ、
パーク 24 は この 7月よりトヨタのヴィッツを加え計 15 車種まで拡充してい
ます。

 【オリックス】

  [EV クラス]
   ・日産 :リーフ
   ・三菱 :i-MiEV

  [スタンダードクラス]
   ・三菱 :アイ
   ・スズキ :スイフト、ワゴン R、エブリイ
   ・ホンダ :フィット、フィット HYBRID
   ・マツダ :デミオ
   ・日産 :ティーダラティオ

  [プレミアムクラス]
   ・FIAT : 500 PINK!
   
 【パーク 24 (タイムズプラス)】

  [ベーシッククラス]
   ・マツダ :デミオ、プレマシー
   ・ホンダ :フィット
   ・日産 :マーチ
   ・トヨタ :プリウス、ヴィッツ
   ・ダイハツ:ムーブ、ミラ

  [プレミアムクラス]
   ・MINI :One
   ・BMW :116i
   ・VW :Golf、Polo
   ・Audi :A4
   ・Fiat :500 、グランデプント
  
 また、パーク 24 が 福岡市の「市庁用車を活用した EV カーシェアリング運
営等業務」の運営事業者に選定されたとの発表がありました。7月 23日より福
岡市内 で運営を開始するとのことで、今後 EV を自社ラインナップに加えてい
くことも予想されます。

 業界プレイヤーにとっては、限られたリソースを如何に効率的かつ効果的に
配分し、普及の加速度向上を図ることができるかが課題であると前号で述べま
した。本号では、その中でも「重点的に投入すべき車種」についてお伺いした
いと思います。
 以下選択肢の中で、今後カーシェアリング事業者が、積極的に投入すべき車
種について読者の皆様が最も当てはまると考えられるものを一つお選びくださ
い。
  
1. コストを重視した軽自動車、小型車

2. 環境意識を重視したクリーンエネルギー車

3.ステーションで充電ができる EV (ガソリン補填不要)

4.ショッピングや大人数での移動等、積載量や乗員数に余裕があるミニバン、
  SUV、ワゴン等

5.ステータスを重視したプレミアム車

6.その他

 

アンケート結果

自動車業界がカーシェアリング事業に期待すること
 (2011年7月26日配信分)

質問
 

 タイムズ 24 (パーク 24)と BMW が、この 7月にプロモーションイベント
を共同で行いました。

 MINI の展示・試乗会と、タイムズ 24 が手掛けるタイムズプラス(カーシェ
アリングサービス)の入会促進を兼ねて実施されたものです。

 これまで、自動車メーカーや販売会社にとってはクルマが売れなくなるとの
観点から、必ずしもカーシェアリングがポジティブには受け止めてこられなか
ったという見方も一部あります。

 然しながら、今回の共同企画のように、劇的に会員数が増加しているカーシ
ェアリングとの共生を図ろう、寧ろ活用していこうという新たな潮流ができつ
つあるのではないでしょうか。

 実際に、今回のイベントを通じて、「カーシェアリングを通して、MINI の手
軽な試乗体験を提供、購入へとつなぐ新しい機会と捉え、今後も協力してカー
ライフの楽しさを提供する」というメッセージが発表されています。また、こ
のメッセージから「連携関係が一時的なものではない」という意志も読み取る
ことができます。

 それでは、急速に拡大しつつあるカーシェアリング事業に、今後、自動車業
界が期待することはどのようなことがあるでしょうか。以下選択肢の中で、読
者の皆様が最も当てはまると考えられるものを一つお選びください。
  
1.クルマへの興味の向上:
  手軽にクルマに触れられる機会を提供することで、若者を中心としてこれま
  でクルマに興味がなかった消費者に対して興味・所有欲の向上を図り、将来
  の新車販売促進に繋げる。

2.国内新車販売台数減少幅の縮小:
  個人向け販売が伸び悩む中、カーシェアリング事業向け販売台数を確保する
  ことで国内新車販売台数減少幅を抑える。

3. モニターとしてのユーザーの生の声を吸収:
  ユーザー特性や利用者の声を提供して貰い、今後の車両設計・開発に活かす。

4. カーシェアリングが普及しないことを期待:
  国内新車販売台数減少を加速させることになるので、カーシェアリングが普
  及しないことを望んでいる。

5.その他

アンケート結果

  • コラム
  • 業界アンケート
  • 書籍&レポート
メールマガジン

住商アビーム自動車総合研究所が発信する各種情報をご紹介します。当研究所のスタッフが日々移り変わる自動車業界を、経営と現場を結ぶ視点で紐解いた記事やコラム、等です。

無料配信申し込みはこちら
PDF メルマガ見本はこちら

News -プレスリリース・メディア対応 自動車業界ライブラリ

UPページの先頭へ