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コラム

AYAの徒然草(39)  『私の「サザエさんセラピー』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第39回 『私の「サザエさんセラピー」』

ついに、私、自分の家を建てちゃいました!新しい家の住所は、あさひが丘6 丁目 7 番地です。私の家だとすぐにわかるように、屋根に「AYA」の文字を入れてしまいました。上から見たら、一目瞭然です。そうそう、私の家の近所には、あの有名な「磯野家」があるんですよ。

そうなんです。私が家を建てたのは、漫画「サザエさん」の中で、なんです。先日、世田谷区の桜新町にある「長谷川町子美術館」に行ってきたんです。そこには、「サザエさん」の作者として知られる長谷川町子さんの紹介、原画の展示、「サザエさん」の歴史、現在のアニメ制作工程の紹介や実際に使ったアニメ映像の展示など、サザエさんに関することがいっぱいで、サザエさんファンにはたまらない所です。

その美術館の一角に、カツオくんの同級生の花沢さんの家、「花沢不動産」があったんです。お店では、花沢さんのお父さんがお店番をしていました。中に入ってみると、店内には、サザエさんの家(磯野家)を中心とした「あさひが丘」の町全体の模型が展示してあり、その中で空いている土地を分譲していたんです。分譲と言っても、お金で買うのではなく、美術館の入場券と引き換えに、模型の中の土地を、一部を分けてもらうのです。まず、木でできた 2cm四方くらいの小さな家をもらい、マジックで自分の好きな色に塗ります。それを、自分で模型上に建てる(置く)のです。分譲地は、抽選で決まるのですが、やはり、サザエさんの家に近い土地は人気が高く、遠い土地は人気が低いんです。後で、分譲してもらった土地の「分譲権利証」もちゃんとくれるんですよ。なんだか自分がサザエさんの漫画の登場人物の 1 人になった気分になり、漫画の世界と現実の世界が一緒になったような、そんな楽しい企画なんです。来館していたほかの子どもたちも大はしゃぎして家を建てていました。私もつい、童心に帰って、一緒に楽しんでしまいました。

「サザエさん」は、長寿の国民的人気アニメ番組ですよね。サザエさんを中心とする磯野家の心温まるエピソードを漫画化したものですが、ほのぼのとしていてほっとするアニメです。温かくて賑やかな大家族、主人公サザエさんの明るくて陽気な人柄、タラちゃんやイクラちゃんの無邪気さ、優しいマスオさん・・・など、人気の秘密はたくさんあります。それに、今どき珍しく、家の電話は黒電話、食卓はちゃぶ台など、原画が書かれた時代背景がそのまま残っていて、ちょっとレトロな一面も見られます。磯野家に、インターネットや携帯電話は似合いませんからね。きっと、そんな懐かしさを醸し出しているところも、ほっとできる理由の 1 つなんだと思います。

しかし、そんな安堵感をもたらすアニメ「サザエさん」とは裏腹に、日曜日の夜になると、憂鬱になり、精神的に不安定になってしまうことを、「サザエさん症候群(シンドローム)」と呼ぶそうなんです。日曜の夜、ちょうど「サザエさん」のテーマソングが聴こえてくる時間帯になると、「あー、明日から一週間が始まっちゃう。また仕事かぁ・・・」と憂鬱になってしまうので、このように言うそうです。

最近、20 代の女性に、「働き過ぎ」の傾向があるという記事を読みました。仕事に対して、高いモチベーションと生き甲斐を持つことは素晴らしいことだと思います。でも、「働きすぎ」は、後で他のところにしわ寄せ来そうな気がします。身体を壊す心配もありますし、精神的にもストレスが溜まってしまいます。一昔前は、20 代の OL と言えば、アフター 5 を楽しみ、仕事は二の次というイメージだったのが、最近は、バリバリと仕事をこなすイメージの方が強いと思います。テレビで放映されているドラマに出てくる若い女性の生活スタイルを見ても、キャリアウーマンの設定が多いです。自立した女性を象徴しているものが多いのです。これは、女性の生き方が多様化している証拠ですが、一方で、「サザエさん症候群」と呼ばれるようなストレスを抱えている人が多いことも事実で、現代の女性の悩みも多様化しているんだと思います。

「サザエさん症候群」になるのは、一般的に、このような、「シングルで、仕事に一生懸命な女性」が最も多いそうなんです。こういう女性は、オフである週末も、やりかけている仕事のことが気になり、色々と考えてしまうからだそうです。私は、これを聞いてちょっとだけドキッとしてしまいました。「私も週末に、仕事のことを考えちゃっているかも・・・」と頭をよぎったからです。

でも、私は、「サザエさん」を見て、とても心が癒されています。「あ~あ、明日からまた仕事かぁ・・・」とは思いません。小さい頃から大好きな「サザエさん」を見ると、子どものころを思い出すので、見ている間は仕事のことなんて忘れています。むしろ、サザエさんのテーマソングを聴くと、「今週も充実していたなぁ。来週も頑張ろう!!」と、オフからオンへの良い切り替えになります。サザエさん症候群とは全く逆です。また、磯野家のような家庭は、私にとって、理想の家庭像なんです。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らし、大家族で賑やかで楽しくて、将来、あんな家庭が築ければいいなぁと思います。そんな理想の家庭像を見ながら、「また一週間、頑張ろう!!」と思える「サザエさん」は、私にとって、セラピー効果があるんです。

<佐藤 彩子>

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