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コラム

AYAの徒然草(25)  『しょっぱくない涙を流しませんか?』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第25回 『しょっぱくない涙を流しませんか?』

久々に、号泣してしまいました・・・。そうなんです。大失恋をしてしまい、もうこれ以上、涙は出てこないというほど涙が溢れ出てきちゃったんです・・・。

というのは冗談で、号泣したのはある映画を観てなんです。久々に、胸が熱くなるほど感動し、心の底から泣けました。私を感動に浸らせてくれたのは、今、上映中の「幸せのちから」というアメリカンドリームを実現させた実在の人物の半生を、父子愛と共に綴った感動の一作です。

舞台は 1981年のサンフランシスコ。大儲けができると見込んで、骨密度を測る新型の医療機械を大量に仕入れ、それを売り歩いて生計を立てていた主人公のクリス。しかし、その機械を売ることはなかなか軌道に乗らず、毎日なんとか食いつないでいるような生活を送っていました。次第に、税金や営業中に駐車違反をした罰金を払えなくなり、ついには家賃までも払えない状況に陥ってしまい、アパートを追い出され、ホームレスになってしまいます。そんな生活に愛想を尽かし、妻までが家を出て行く始末に。クリスに残されたのは、最愛の息子と売れ残っている数台の骨密度の測定機のみ。そんな、夢も希望も失いかけたどん底の生活からなんとか脱出したいとクリスは考え込みます。彼は、億万長者を夢見て証券会社の正社員を目指し、養成コースの受講を決意するのです。しかし、その養成コース受講後は、20 人の受講生の中から優秀な生徒たった 1 人しか選抜されません。更に、その研修期間の半年間は、なんと、無給が条件。貯えの少ないクリスにとって、半年間、収入無しで生活することは無理な話です。その上、研修後に裕福な生活が待っているという保証も何もないのです。しかし、それでもクリスは、厳しい研修の合間を縫って測定機を売り歩きながら、その狭き門に人生を掛けてチャレンジするのです。愛する息子のためにも、自分自身のためにも、そのわずかな希望に向けて一生懸命勉強に励むのです。そして、貧困と闘いながらの血の滲むような努力が実り、20 人の受講者の中から正社員へ選抜されたのは彼なのでした。

クリスが正社員の道を掴んだ瞬間、涙ぐむシーンがあるのですが、「男の人の嬉し涙ってカッコイイなぁ」と感激し、私も思わずもらい泣きをしてしまいました。苦労の末に得た成功へのチケットは、きっとこの上ない喜びなんだろうなぁと思いましたし、それに、人が目標に向かって頑張っている姿って本当にステキだなぁと思ったんです。

感動を呼んだのは、そんな単なる彼のサクセスストーリーだけではなく、父親の愛する息子を守ろうとする想いが成功への原動力となり、また、その父親をなんとか支えようとする健気な息子の姿にも心を打たれてしまうんです。この映画は、主人公クリスが、人生で一番苦しい時期を、愛する息子と共に切り抜き、幸せを得る。そんな美しい父子愛の物語でもあるのです。

また、どんなに困難なことがあっても、ものごとを最後の最後まで諦めちゃいけないんだという人生訓も学びました。ハングリー精神と、愛する者を守る力が合わさると、怖いものってないんですね。

ところで、みなさんは、どんな時によく涙を流しますか?私のように「感動した時」でしょうか?またはクリスのように「嬉しい時」ですか?はたまた「悲しい時」、「悔しい時」、「怒った時」・・・どんな感情の時に涙を流すことが多いですか?

涙の分泌は、交感神経と副交感神経とでコントロールされているんだそうです。「感動した時」や「嬉しい時」、「悲しい時」の涙は副交感神経が働いて、身体がリラックスした状態で出てくる涙で、量が多く、あまりしょっぱくない涙(水っぽい涙)なんだそうです。一方、「悔しい時」、「怒った時」に出てくる涙は交感神経が刺激され、搾り出されてくるしょっぱい涙(ナトリウムが多く水分の少ない涙)なんだそうです。見た目にはわからないけど、感情の種類によって涙の量や味が変わるなんて、おもしろいですよね。今度、涙を流した時、自分の涙を舐めてみて味を比べてみようかなと思います。(そんな余裕はないかもしれませんが・・・。特に怒った時は。)

「涙を流すこと」の対極、「笑うこと」には、病気の治療に貢献するという医学的根拠があるんだそうです。だったら「涙を流すこと」にも、目についたゴミを洗い流して乾燥を防ぐ働きの他にも、何か身体に良い効果がありそうです。

涙を流すことってネガティブなことに思いがちですが、でも、人間は、涙を流すことによって感情を発散し、気持ちを楽にさせていたんですね。感情のデトックス効果です。そういう訳だったんですね、なぜだかわからないけど思いっきり泣きたい気分になる時があるのは・・・と 1 人で納得。でも、同じ涙を流すんだったら、「悔しい時」や「怒った時」に出てくるしょっぱい涙じゃなくて、「感動」や「喜び」で出てくる「しょっぱくない涙」を多く流したいものですね。ちなみに、失恋した時に流す涙、そう、「悲しい時」の涙も「しょっぱくない涙」なんですよ。でも、こちらの涙はできれば流したくないものです・・・。

<佐藤 彩子>

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