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コラム

AYAの徒然草(18)  『私の大切な人たちへのささやかな恩返しとは』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第18回 『私の大切な人たちへのささやかな恩返しとは』

今年は、いじめが原因と思われる子どもの自殺が相次ぎ、大きな社会問題となりましたよね。親にも先生にもそして友達にも悩みごとを相談できずに、尊い命を失った子どもたちはどんなに辛かったことか。誰にも相談できずに孤独に悩みと闘っていた子どもたちの気持ちを考えると、かわいそうでなりません。誰か周りにいる人が、SOS サインに気付いて手を差し伸べてさえいれば、最悪の事態は免れたかもしれないのにと思うと、とても虚しい気持ちにもなってしまいます。

みなさんは、心配ごとや悩みごとがある時、気軽に相談できる人っていますか?大人である私たちの場合、良き相談相手は必ずしも親とは限りませんよね。親には相談できないけど友達には相談できること、また、親や友達には相談できないけど恋人になら相談できること、親や友達よりも同僚に相談した方が良いことなど、悩みごとの内容によって相談相手を変えていると思います。それに私の場合は、異性の友達や先輩に相談することも多いです。女性とは違う視点で物事を考えるので、意見を聞くとはっとさせられるようなこともあるんです。

また、みなさんは、人に相談する時、どの段階で相談しますか?悩みごとがまだ心の中でもやもやとしている第一段階、解決策を一人で考えているうちに堂々巡りになってきて自分以外の人の意見を聞きたくなる第二段階、自分の中ではもう既に結論が出ているけど、行動に移す前に誰かに背中を押してもらいたい第三段階、の 3 つに分けるとしたらどの段階でしょうか。

私の場合、誰かに背中を押してもらいたい第三段階の時が多いです。結局、相談をしても結論を出すのは自分自身ですから、相談相手の意見を参考にしかしていないかもしれません。だから、相談を持ちかける時は第三段階で十分なんです。例えば、恋愛の相談なんかは、自分の中では誰がなんと言おうと気持ちは固まっているので、行動に移す前に「勇気」をもらう意味で誰かに相談している、なんていうこともあります。でも、悩みを打ち明けただけで、気持ちも体も楽になって救われるということもあるので、相談する内容によっては第一段階でも話すこともあります。だから、何か回答を出さなくてはいけない悩みは別として、悩みの大方は、じっくりと相手に話を聞いてもらうだけで解決するのかもしれませんね。相談相手は、「良い聞き役」になってくれさえすればいいのかもしれません。悩みごとが、不安やストレスのようなものの場合は、特にそうなんだと思います。

また、「相談すること」は、仕事でもとても大切なことですよね。仲間と一緒に仕事を進めていく上の基本、いわゆる「ホウレンソウ(報連相)」(「報告」・「連絡」・「相談」の略)の1つです。上司や同僚に相談せずに自分の考えだけで進むと、見落としや考え違いがあってもなかなか気付かず、間違った方向にどんどん進んでしまっている可能性があり、とても危険です。それに、誰かに相談して意見交換をしているうちに、自分だけでは思いつかないような独創的なアイデアが生まれたりすることだってよくあると思います。人の考えは十人十色ですから、少し謙虚になって、すんなりと人に相談ができる人の方が得をしているような気がします。

こんなふうに、「相談すること」は、人生においても仕事においても、とても大切なことですよね。人間は独りでは生きていけないもので、いろんな人との関わりがあって、お互いに支えあって成り立っているものですから。

悩みごとを誰にも相談できずに尊い命を失って行った子どもたちに比べたら、私は、周りに悩みごとや仕事のことを気軽に相談できる、信頼のおける上司や友達、先輩・後輩がたくさんいて、とても恵まれているかもしれません。困っている時や悩みを抱えている時に親身になって心配してくれる人の存在がどれほどありがたいことか、その感謝の気持ちは言葉にはできないほどです。だから私も、日ごろから、私の支えになってくれている人たちの心の変化に気付くことのできる「ゆとり」を持たないといけないなぁと思っています。自分のことだけで精一杯で、余裕のない状態でいたらいけないなぁと思うのです。大切な人たちへのささやかな恩返しとして、相談される以前の心の変化に気付くようになって、私の方から、「最近元気がないけど何かあった?だいじょうぶ?」、「仕事で行き詰っているように見えるけど、私にも一緒に考えさせて。」というような、気遣いの言葉をさりげなく掛けることができる、そんな女性になりたいなぁと思います。

<佐藤 彩子>

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