AYAの徒然草(12)  『究極のアンチエイジング』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第12回 『究極のアンチエイジング』

「アンチエイジング」という言葉を聞いたことがない、という人は少ないのではないでしょうか。日本語で言うと、「抗加齢」、「抗老化」。少しでも老化の進行を抑え、若返りを促す手立てを研究していくのが、「アンチエイジング」医学です。シミやシワを消すというような、美容的要素の強い研究の印象を受けますが、本来は、高血圧や糖尿病、高脂血症など、加齢に伴って増える生活習慣病の予防なども含まれる概念だそうです。数年前から注目を浴びている医学で、テレビや雑誌などにもよく取り上げられています。

また、「いつまでも若々しくありたい」、「少しでも若々しく見られたい」と思うのは、女性はもちろんのこと、全ての人の願望でもあると思います。特に女性は、美容との関わりの深い「アンチエイジング」に、関心の無い人はいないと思います。

「アンチエイジング」医学によると、老化現象は主に、免疫力の低下やホルモンの分泌の減少などが原因で、その結果、運動能力や筋力の弱体化といった症状が表に出てくるのだそうです。

そんな老化現象の防止対策として、食生活、水分代謝、睡眠、サプリメント、化粧品等、様々な角度からの研究がなされているようです。

例えば、「睡眠」は、「アンチエイジング」にとって重要な要素で、人間が生まれながらにして持っている体内時計のリズムを、睡眠で整えていないと、老化防止に必要なホルモンの分泌がどんどん減少していくのだそうです。だから、睡眠不足は「アンチエイジング」にとって大敵なんだそうです。十分な睡眠と、規則正しい生活を続けることが、老化防止には効果的なようです。

でも、「老化防止だなんて・・・、まだまだ若いから大丈夫!」なんて思っている方、いらっしゃいませんか? 個人差はあるそうですが、大体、30 代に突入する頃から老化は始まっているそうですよ。老化が加速する前に、少しでも進行を抑える努力をした方が良さそうです。みなさんは、「アンチエイジング」を意識した対策に、何か日ごろから取り組んでいらっしゃいますか?

「アンチエイジング」を意識しなくても、健康のために、日ごろから運動をしているという方は多いと思います。社会人にとって、自分の健康管理も仕事の 1 つですよね。健康あっての仕事です。運動不足による体力の低下と、仕事によるストレス発散を、適度な運動で解消することも大切なことかもしれませんね。

ところで、エネルギッシュな人って、年齢を問わず、とても若々しく見えると思いませんか?よく、「あの人は気が若い」なんてことを言ったりしますが、「気が若い人」って、気だけでなく、外見も若々しく見える人が多いと思うのです。体の内面から出る活力が、外面ににじみ出ているかのように。

そんな、「若さ」を維持している人って、何か共通の秘訣があるように思います。その共通点とは、「生きがいを感じ、夢中になれるものを持っている」ことだと思いませんか。それは趣味であったり、子育てであったり、ペットと遊んでいる時間であったり、仕事であったり・・・と、人それぞれ違うものだと思いますが、でも、「楽しくて楽しくてしょうがない」と思えるようなことを何か1つでも持っている人は、「若さ」を維持しているように思うのです。若さを維持しているどころか、きらきらと輝いて見え、実年齢よりもずっと若く見える人が多いような気がします。

「アンチエイジング」を意識した取り組みを積極的に行っている化粧品メーカー、エステティックサロン、それに、アンチエイジング専門のクリニックすらも教えてくれない「究極のアンチエイジング」。それは、「夢中になれるものを持つこと」です。これは、十分な睡眠よりも、適度な運動よりも、はるかに効果的な「アンチエイジング」だと思います。

みなさんは、「夢中になれるもの」を持っていますか?「楽しくて楽しくてしょうがないこと」ってありますか?

私は・・・、あります。「仕事です!」と言いたいところですが、仕事よりも夢中になっていることが 1 つだけあります。それは・・・、「恋すること」です。好きな人のことを想っている瞬間は、体中の全細胞が活性化しているような気がします。このときめきは、私の「究極のアンチエイジング」です。

私は、いつまでも健康でいたいと思っています。そのためにも、内面からの「アンチエイジング」を意識して、いつまでも若々しくありたいなぁと思います。

<佐藤 彩子>