オプト、最大22社一括査定できる中古車買取査定比較検討サ…

◆オプト、最大22社一括査定できる中古車買取査定比較検討サイトをオープン
カーゴング・ドットコム。カカクコムからプラットフォームの提供を受けた

<2004年10月21日号掲載記事>
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各種商品の価格を比較するサイトとして多くの利用者を抱えるカカクコム。
主に家電やパソコンなどの店頭価格を比較する情報を提供している。

【自動車関連サービスの変遷】

このカカクコムによる自動車関連情報提供サービスの変遷は以下の通りである。

・2001年6月
自動車保険の料金比較、一括見積りサービス開始
・2002年11月
タイヤやパーツ、カーナビなどの関連商品の価格比較サービス開始
・2003年7月
オートバイテル・ジャパンと相互の新車コンテンツ連携を開始
・2003年10月
プロトコーポレーションと中古車関連情報に関するコンテンツの相互提供を
開始

このたびオプトがプラットフォームとして供給を受けたのは、こうしたサービスの一環としてカカクコムが提供している、ユーザーの車を複数の中古車買取査定会社に同時に査定依頼するシステムである。

【アライアンス】

こうしたアライアンスはベンチャーにとって重要である。

通常立ち上がり時はシングルビジネスモデル・収益モデルで勝負していることが多いベンチャー企業にとって、自社が有する経営資源をもとに先ずは一定のモデルで成功が見えたら、次のステップはその用途を変えることにある。これはマーケティングの基本であるが、カカクコムの場合でも当初家電などで成功を収めた価格比較によるサイトパワー蓄積・広告及び紹介手数料などによる収益獲得モデルの対象商品を、その後自動車を始めとした様々な商品へと拡大していった。 その拡大のプロセスにおいて、自社のコアリソース(この記事の場合、価格一括見積もりシステム)をベースに外部リソースを有効に活用・レバレッジを効かせることも、成長のスピードを確保するうえでは重要である。

特にインターネットという環境は共通のプロトコルが存在することから、サイト同士のアライアンスをフレキシブルに構築しやすいと言えるだろう。

【エクイティ】

更に、自社の限られた経営資源を如何に拡大するかという意味で、特に「カネ」に関わる部分については、アーリーステージのベンチャーであれば、Debtでの調達は難しく、また ALM (アセットライアビリティマネジメント)的観点からも、出来ればエクイティでの調達が望まれる。カカクコムの場合も、同様であった。

【上場】

この資金調達を資本市場から大規模に行う手段が上場・公開である。上場はベンチャーにとってスタートであり、そこで調達した資金を如何に運用するかが重要であるが、目論見書通りの投資・事業の実施が為されていない場合も多い(一度一定期間の新規公開企業の目論書に書いてある運用計画とその後の比較をしてみるのも面白いだろう。但し、成長セグメントにおけるドッグイヤーの経営をしているベンチャーからすれば、日々変化する経営環境に応じて機動的な対応をするのが当然であり、株主からしてもそれを望んで出資に応じているはずであるから、合理的な正当性が存在すればこれもまた良いかと思われる)。

【Go Public】

上場とは、資金調達を行う手段でもあるが同時に英語で言えば”Go Public”、即ち公共の器となる、という意味がある。株式をより広く数多な一般の人々に保有してもらいながら、その人たちの利益を追求する過程でより多くの人々(お客様をはじめ、取引先など)の幸せを追求することが可能になるのが「上場」という手段なのである。

当社では、こうした志を有して “Go Public” を目指すベンチャーのアライアンスや資金調達など、様々な支援を手掛けていきたいと考えている。

<長谷川 博史>