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コラム

価値を生み出す経営とは(1)

エンジニアの方や、普段「数字」にあまり触れる機会の無い方、若しくは「数字」には触れているものの、それらの意味合いについてあまり考える機会の無かった方に、なるべく分かり易く「価値を生み出す」という行為がどのように数字に置き換えられているかという、基本的な考え方を紹介したいと思います。
5回シリーズで気楽に書きますので、気楽にどうぞ。
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筆者が子供のころ、詩を作る授業があった。筆者の創作物の題名は確か「磁石」。「お金を吸い付ける磁石があれば、磁石をつけて走り回り大金持ち」という、なんとも夢のない内容。
親にもこの詩を見せた覚えがあるが、子供のころの筆者には今と比較してまだ可愛げがあったからか、普通に楽しい会話をして終わったような記憶がある。
今思うのは、「もし自分の子供がおんなじ詩を作ったら、なんて伝えようか」ということ。私の親は、某電機メーカーのエンジニア。今は経営サイドにいるのだが、当時は必ずしも「お金」について深く考えたことが無かったのではないかと想像する。
お金とは何か。
読者の皆様のなかにも、無意識のうちに「生まれたときから周りにあって、誰もが欲しいもの」、「会社に行ったら月に1回振り込まれるもの」、という人が多いのではないか?
そもそも「利潤」が生まれたときに、お金というものが手元に残るわけだが「利潤」の定義を問われた時に即答できる人は果たしてどれだけ存在するだろうか。
自分は何の為に日々利潤獲得活動(売上向上活動やコスト削減活動)に追われているのだろうか。
利潤は、「貨幣とモノとの等価交換」からは本来産み出されるはずが無いのではないか。
「仕事をする」という「手段」、若しくは「お金をもらう」というこれまた「表面的な現象」がいつのまにか「目的」になってしまったのは、実はほんのちょっとしたことが原因では?と考えている。
俗っぽくって恐縮だが、John LennonがGodという曲で、”God is a concept, by which we measure, our pain”(神とは痛みを計る為の概念である)と歌ったが、
“Money is a concept, by which we measure, our pleasure”
(お金とは楽しみ=効用を計る為の概念)ではないだろうか?
飽くまでもコンセプト・概念である。

<次回の予告>
次回は、お金についてもう少し深く考えてみます。
続きはこちら>>

<長谷川 博史>

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