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コラム

AYAの徒然草(65)  『老後のために貯めるべきものはお金だけじゃない』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。

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第65回 『老後のために貯めるべきものはお金だけじゃない』

先日、テレビを見ていたら、最近の 20 代の若者は、とにかくものを買わずにお金を貯めているという内容を放送していました。休日は家でインターネットやゲームを楽しみ、なるべく外に出ない。また、ものを買うにしても、とことん吟味して買うという慎重さがあることや、意外なエコ意識があることなども説明していました。

そして、私は、お金を貯めている「目的」が「老後のため」というのを聞いて、とても驚きました。なにか欲しいものがあってそれを買うためにコツコツと貯めているわけではないんです。今から老後のことを考えているなんてすごいなぁと思う反面、「お金」さえあれば豊かな老後が送れるのか?という疑問を投げかけたい気持ちにもなりました。
ところで、みなさんにとっての「お金」の価値ってなんでしょうか?あればなんでも手に入るものでしょうか?あれば安心するものでしょうか?無いと不安になるものでしょうか?それだけでしょうか?
確かに、お金は無いと生きていけませんよね。資本主義社会の中でお金が無ければ何もできません。だからと言って、毎日毎日、節約や倹約をしてギスギスした生活を送ってお金を貯め続けても、それだけでは豊かな老後は送れないような気がするのです。
私は、先月起きた中国・四川大地震の被災者へ義援金を送りました。実はこれまでも、阪神淡路大震災、中越地震、中越沖地震などの被災者へも義援金を送っています。私は、新潟県で生まれたので、特に新潟県で起きた二つの大地震の時は、人一倍強い応援メッセージを込めて送った記憶があります。
それに、なによりも、私は、なんの罪の無い人が天災に見舞われて困っている姿を黙って見ていることができません。また、もし、今、父が生きていたら、私ができることの何倍ものことをしていただろうなぁと思うと、私は、私にできる範囲内のことでいいからなにか協力をしたいという気持ちに素直になれるのです。

先日も、新宿を歩いていたら、街頭で盲導犬協会の方が盲導犬の訓練や施設の運営に関する募金活動を行なっていました。かわいい盲導犬も一緒におとなしく座っていました。目の不自由な方の目になる盲導犬が少なくなれば、困る人が増えるはずです。そう思ったら、私はそこを通りかかっただけでしたが、快く募金ができました。
私は、こうやって被災地への義援金や様々な募金を送ることで、すなわち天災によって生命の危機に瀕している人たちや様々なことで困っている人たちへ気持ちを向けることによって、自分の存在価値を確認しているのかもしれません。本来なら、被災地に出向いてなにか助けになることをしたい気持ちがいっぱいにもかかわらず、仕事を休むわけにはいかないので現実的にはそれができない状況です。そんな中で私にはなにができるのか?と考えてたどり着いたことが義援金でした。そして、お金を自分のために使わずに、しかもその代償としてなにかを得ることを期待せずに人に役立つことだけを考えてお金を使える。そんな自分を発見していくことが、私に少しずつ心にゆとりをもたらしているような気もするんです。

私は、このような「心のゆとり」を貯めていくことは、「お金」を貯めていくことと同じくらい大事なことだと思うのです。豊かな老後を送るには、経済的なゆとりも大切ですが、それとは対照的な「心のゆとり」も必要なんじゃないのかなぁと思うからです。どちらかだけでは豊かな生活は送れないと思うのです。

「心のゆとり」貯金の手段は人によってそれぞれだと思いますが、でも、基本の精神は同じだと思います。それは、「金銭価値だけにとらわれない自分」を磨いていくことです。つまり、見返りを期待せずに自分にはなにができるのか、どんなことをすれば人に役立つことができるのかということを考えながら生きていくことだと思うんです。
ところで、私が募金や義援金を送るときの金額ですが、街頭の募金だと 250円、義援金などの振込のときは 2,500 円か 25,000 円にすることに決めています。必ず「25」の入った金額にしているんです。さて、なぜだと思いますか?それは、「みんなが笑顔になりますように」と願をかけているんです。「ニコニコ」(2525)になりますようにと。これからも、私は「ニコニコ精神」で、お金の貯金だけではなく、心のゆとり貯金も貯めていきたいと思います。

<佐藤 彩子>

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