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コラム

中国フラッシュニュース(2)『中国新車市場は真夏から一気…

飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している中国自動車市場。

住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

第2回 『中国新車市場は真夏から一気に冬へ?』
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6月末、中国自動車市況の「天気図」ともいわれる「北京アジア村自動車交易市場」(多くのディーラーが集合した巨大新車マーケット)では異変が起きた。ホンダのアコードが即納車可能となっただけではなく、つい2ヶ月前まで要求されていた納車短縮のためのプレミア(2万元:27万円程度)も不要となった。更にオディッセイに至っては、3万元もの値引き販売が行われている。

メディアは、「自動車価格の最後の砦が崩れた」「中国の自動車市場は真夏から一気に冬へ転じた」と騒ぎ立てている。確かに、中国自動車市場の歯車がこれまでとは逆方向に動き始め、値下げ⇒買い控え⇒更に値下げ・減産というサイクルに入りつつあるようにも見える。実際、今年に入ってから、GM、VWを始め、日産、トヨタなどリーディング企業が先を争って値下げ攻勢をかけている。

一方、消費者の立場からみると、買った間もなくの車の値下げは、資産の目減りともなり、メーカーへの不信感を強まることで買い控えにも繋がる。

このサイクルがいつまで続くかについて、現状誰も明示できない。長く続く場合、メーカー、ディーラーの再編を引起す可能性も秘めている大きいテーマである。

とは言え、アコード 3.0L の価格は依然31万元(約4百万円)と高いのも事実。自動車市場規模も2002年、2003年のように50%超の成長率を期待できないものの、依然二桁の成長が維持できる見通しである。

ブランド、技術など面において優位に立つ外国自動車メーカーにとっては、「真夏から秋へ移りつつある」といったところではなかろうか。

<張 浩群>

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