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コラム

中国フラッシュニュース(4)『フォードの長江戦略』

飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している中国自動車市場。

住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

第4回 『フォードの長江戦略』
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最近、フォードに関する2つのニュースが目を引く。

1)中国が、販売部門を北京から上海へ移転すると決定した。
2)南京生産基地プロジェクトが正式に政府からの認可を得た。

フォードは、中国において、長江の上流にある長安フォード(重慶)と長江の中流地域にある江鈴フォード(江西省・南昌)の 2 つの拠点を持っている。
そして、今回、長流の下流にある南京生産基地プロジェクトの決定と上海への主力部門の移転によって、フォードの「長江戦略」体制がほぼ完成したと言える。

これまでのフォードの中国事業が必ず順調に来ていたとは言い難い。長安フォードに参画したものの、不調であったため、2003年も赤字から脱却できなかった。その後、モンデオの投入によって、やっと水面に浮上してきたという状況だ。

一方、江鈴フォードは、フォードにとって、中国語で表現すれば「鶏ガラ」(捨てるには惜しいが、食べるには味がない)と例えられている。生産開始して9年が経ったにも関わらず未だに生産台数が1万台程度に止まっている。

ご承知の通り、フォードの傘下には、フォードのほか、マツダ、ボルボをはじめ、多数のブランドがある。各ブランドの中国事業をどう調整していくかが、フォードにとってのこれからの悩みの種と言えよう。

<張 浩群>

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