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コラム

中国フラッシュニュース(36)『部品メーカーの活路』

アップダウンを繰り返しながらも、今後数年以内に日本を上回るとされる中国自動車市場。

住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

第36回『部品メーカーの活路』

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中国国家統計局は、2005年 1、2月の自動車業界の利益が前年比 61.5% に低下し、半数以上の自動車メーカーが赤字に陥っていると発表した。完成車メーカーの経営状況の悪化と連動して、部品メーカーを取り巻く環境も急速に厳しくなってきている。

ある上海の部品メーカーのトップは、2002年では鋼板がトン当たり 3000 元弱であったのに、現在は、その倍以上の 7000 元まで高騰している。2003年の利益率は 15 %程度であったが、2004年は 10 %に下がり、2005年では利益がほとんどなくなる見通しとつぶやく。

統計データによると、中国の自動車部品輸出は 2003年の 60 億ドルから 2004年の 80 億ドルへと急増している。その背景は、最近、一部の有力自動車部品メーカーが、国内自動車メーカーへの供給が絞られたり、停止したりする中で、海外輸出へシフトしたことにある。

海外輸出される自動車部品は、一般的に製品ラインも単調で、量もまとまっており、資金回収が早いなどのメリットがあると専門家が指摘している。

また、中国政府も自動車部品の輸出拡大を図ろうとしている。商務省は、自動車部品輸出の税還付制度を充実化するほか、国家級の自動車および自動車部品輸出の促進策を打ち出し、また 100 社程度の優良企業の育成策を発表した。

部品メーカーは、着実に新たな活路を見出そうとしている。

<張 浩群>

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