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コラム

中国フラッシュニュース(51) 『中国におけるディーゼル車の現在と今後』

アップダウンを繰り返しながらも、今後数年以内に日本を上回るとされる中国自動車市場。

住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

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第51回『中国におけるディーゼル車の現在と今後』

昨今の原油高騰に伴い、ディーゼル車を巡る議論がまた活発化しそうな気配が出てきている。

現在、北京を初めとする多くの中国の大都市では、ディーゼル車の登録を規制している。一汽 VW が中国市場に投入した BORA1.9 TDI とアウディ A6 2.5TDIなどのディーゼルエンジン乗用車の累計販売台数は既に 3 万台を超えたが、北京、上海など大都市における販売実績はゼロのままである。

中国において、ディーゼル車に関する規制策が始まったのは 1998年頃からである。以降、自動車市場全体におけるディーゼル車の割合は、1998年には 26%であったが、2003年には 24.3 %に低下した。現在、軽バス、軽バンのディーゼル車の比率は 14.8% に過ぎない。乗用車においてはわずか 0.31 %にとどまっている。

最近になって、政府もやっと重い腰を上げ、ディーゼル車への支援策を打ち出した。2003年、科学技術省と国家環境保護総局は、「ディーゼル車排出汚染防止技術政策」を公表し、ディーゼル車の技術開発を進める一方、ディーゼル車への差別をやめるよう呼びかけている。その政策を受け、一部の都市では、ディーゼル車に対する規制策を緩和させつつある。

各自動車メーカー、特に多くの中国民族系メーカーはディーゼル車を将来の差別化のポイントにしようと狙っており、積極的にディーゼル車の開発を進めている。欧米先進国のディーゼル化の波は間違いなく中国にも伝播してきている。

<張 浩群>

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