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コラム

中国フラッシュニュース(77)『フォードとマツダの微妙な関係』

アップダウンを繰り返しながらも、今後数年以内に日本を上回るとされる中国自動車市場。
住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

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第77回『フォードとマツダの微妙な関係』

最近、中国において、フォードに関する 2 つの大きな動きがあった。一つ目は、長安フォードにマツダが 15 %出資参画し、社名も「長安フォードマツダ汽車有限公司」と変更したことである。これにより、出資比率は、長安汽車 50%、フォード 35 %、マツダ 15 %となった。二つ目は、VOLVO が、今年の夏から長安フォードの工場で、VOLVO S40 の CKD 生産を始めると発表したことである。中国の自動車業界では、フォードとマツダの関係が、もっとも複雑な構図を呈している。

生産面からみると、長安フォードの重慶工場において、今年 2月からマツダ3 (日本名「アクセラ」)の生産を開始しており、来年生産能力を 20 万台まで拡大するという話しもある。また、南京工場においても来年マツダ車が生産される計画である。一方、資本関係こそ持っていないものの、マツダは中国の自動車最大手の第一汽車との間で委託生産を行っており、生産されているマツダ 6 (日本名「アテンザ」)も好調である。

販売段階においても、長安フォードのチャンネルと、マツダと第一汽車の合弁販社である「一汽マツダ汽車販売有限公司」のチャネルに二分化されている状態である。

フォード側においても、台湾における合弁企業であるフォード六和の存在感も増しており、今後の中国戦略を考える上で、改めて重要性を増しているという。

中国市場における、フォードとマツダの関係は、長安汽車、第一汽車などパートナー側の意向もあり、今後も様々な動きが出てくるのではないかと予想される。

<張 浩群>

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