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コラム

中国フラッシュニュース(89)『自動車ローンが再燃』

アップダウンを繰り返しながらも、今年にも日本を上回るとされる中国自動車市場。

住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

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第89回『自動車ローンが再燃』

中国の自動車ローンビジネスは、徐々に再開されつつある。

2001年から 2003年までの自動車ブームの波を受け、銀行が競って自動車ローンビジネスに参入した。しかし、自動車ローンビジネス自体のノウハウ欠如、中国における与信管理体制の不備などの欠点がすぐに露呈してしまい、あっという間に 1000 億元(1 兆 5 千億円)にも及ぶ不良債権を積み上げるという無残な結果になった。その結果、2003年末には、ほとんどの銀行が自動車ローンビジネスから撤退することとなった。

ところが、2005年以降、自動車ローンビジネス再開の機運が徐々に高まりつつある。現在、中国の自動車ローンビジネスには、主に 2 つのタイプがある。

1.外資系自動車メーカーの自動車金融子会社
現在、中国銀行業監理委員会から自動車ローンビジネスの許認可を取得した会社が 7 社ある。上海 GM、VW、トヨタ、Ford、DCX、東風 PSA など 6 社が乗用車を対象に、ボルボが商用車を専門に自動車ローンビジネスをスタートさせている。

2.金融機関と自動車メーカーとの合弁事業
まず、昨年、奇瑞汽車は、中国人民保険公司及び蕪湖市商業銀行と協力し、共同で自動車ローンビジネスを始めた。さらに、今年北京現代が深セン(土偏に川)発展銀行と組み、北京現代の車を購入する顧客に、業界平均より 1 %安い金利でローンを提供し始めた。

中国の自動車ローンビジネスはまだ多くの制度が整備されておらず、リスクが高いと見られている。しかし、2010年に市場規模が 5000 億元になるだろう自動車ローンビジネス市場は、金融界、メーカーにとって無視できない存在になりつつある。

<張 浩群>

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