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コラム

中国ビジネスの達人(1)『採用するならこんな中国人』

自動車業界全体にとって避けて通れないテーマの一つが中国進出。ところが、中国には明文化されていないことが多すぎる、土地ごと・人ごとに言うことが違いすぎる、変化が早すぎる、と皆さんお困りです。そこで、住商アビーム自動車総研のアドバイザーであり、過去 15年の中国駐在・ビジネス経験を経て現在も浙江省杭州にある日産ディーゼルの製造会社に出向中の三木辰也が毎回中国ビジネスのヒントを伝授するコーナーを設けました。
第一弾の今回は、『採用するならこんな中国人』です。

第1回 『採用するならこんな中国人』
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● 幹部編:

このクラスはコストが掛かります。
能力がなければコスト倒れ、日本人経営者はその人の言葉(特に日本語)の能力に重きを置いてしまいます。これが間違いの始まりです。言葉はツールに過ぎません。もちろん、コミュニケーションが出来なければ困りますが、通訳がいればこれは可能です。

同じ中国人でも地元出身の人はまず不正を行わないことが多いものです。地元で信用をなくしては本人もやっていけなくなりますから。財務や人事、購買担当幹部なら地元の人にお願いするのがベターでしょう。

面接で経歴や学歴、職歴を確認しながら、本人の性格、受け答えを通じて本人の適性を評価しましょう。あとは、試用期間(3-6 ヶ月)を通じて、本人の資質をあらゆる角度から評価することです。メッキはすぐに剥げますので。

● ワーカー編:

業種により適性が異なるとは思いますが、一般的に田舎の若い人は真面目で、よく働き、コストが安い。

● 秘書編:

多くの秘書は通訳を兼務している場合が多いようです。採用の際に明確に業務内容を示しておかないと後で、給与を上げろ等、トラブルの元になります。

会社を頻繁に移っている人は敬遠した方が安全かも知れません。給与に不満があって辞めたか、能力的な問題で辞めさせられたか、いずれにしても火種を抱える可能性があります。

気が利く人かどうかは面接だけでは分かりませんが、態度や受け答えである程度見える部分もありますので、よく観察しましょう。

当たり前のことですが、中国では面接は特に大事です。中国の人は面接慣れしており、自己アピールは非常に得意です。日本での採用のとき以上に、人を見抜く力を持っておく必要があります。

<三木 辰也>

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