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コラム

ガリバー、乗り方次第で平均15万円のキャッシュバック付オ…

◆ガリバー、乗り方次第で平均15万円のキャッシュバック付オートローン
下取り価格の保証を持つ残価設定中古車オートローンを3月5日よりスタート
<2004年02月26日号掲載記事>
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中古車買い取りの最大手であるガリバーインターナショナルは、業界として初めて中古車のキャッシュバック(Eボーナス)付買取保証型残価据置オートローン「Gulliver 楽のりプラン」を開発し、3月5日から一部直営店でスタートする。3月中に直営全店舗、5月にはFC店を含め、ガリバー全店舗に拡大するとしている。

これまでの新車販売の残価保証型オートローンとしては、オリエントコーポレーションのバックアップセレフティ、京都フジサンオートがFC展開しているFシステムなどがあげられよう。

中古車に特化した買取保証型のオートローンは、ガリバーインターナショナルの「Gulliver 楽のりプラン」が業界で初めての試みとなる。

このところ、ガリバーインターナショナルは立て続けに新商品・サービスを開発、市場上梓している。ガリバーインターナショナルは、国内新車市場は成熟から減衰に向かうと想定される環境下で、これまでのように新車代替ユーザーだけを対象にしていたのでは、自ずから買取台数の限界を迎えることに懸念を覚え、さらに2005年1月に自動車リサイクル法が完全施行となり、ユーザーの車の使用年数、使用状況に微妙な影響を与えること等を考慮し、中古車の回転率を向上させることで目標とする買取台数の達成を志向したものと考えられる。

現在、乗用車の平均車齢は5年を越えた。年々少しずつではあるが、平均車齢は伸び続けているのも事実である。年々、業界で言うところの高年式車が減少しているのである。
ガリバーのコールセンターでの年間査定件数は数十万件にも及び、これまでの累計査定台数は、おそらく200万件程度までになっているものと想定される。
この査定情報とオークションでの相場情報とをマッチングさせることで、ガリバーインターナナショナルでは国産車、輸入車のほぼ全データの買取価格の精緻化に成功している。このデータマッチングがあって初めて中古車の残価保証も可能となるわけで、ユーザーの残価設定ローン利用件数が、これから伸びていくことで数年後の買取台数のプラスアルファ分も読めてくることになる。

また、2004年2月にサービス開始した車検一括見積もりサービスは、ユーザーの近隣整備工場から最大15社の見積もりを受け取ることが可能なもので、ユーザーにとっては車検選択の幅が広がり、利便性に寄与することは、確かなことである。

しかし、このサービスを額面通りに受け取る業界関係者は少ないのではないだろうか。ユーザーが入力する車検情報は、まさに宝の山といえるものだからだ。
ブーブーイロイロドットコム内では車検一括見積もりサービスと無料査定サービスを受けることは可能となっているが、ユーザーが黙っていても情報入力してくれる車検一括見積もりサービスは、これからの買取台数伸長の上でも重要なツールとして育ってくることになろう。

これからの時代は、一つの情報から何を読み取れるか、何を読み取るべきなのかの目付けの良し悪しが、企業の死命を制することになるのではないだろうか。

ガリバーインターナショナルの掲げる中期買取台数目標は、かなり野心的ではあるが、その一方で目標に近づける施策を矢継ぎ早に打てる体制を構築できる組織の決定の早さ、柔軟性には、学ぶところがおおいにあろう。

<寺澤 寧史>

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