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プレスリリース

住友商事、自動車部品製造のキリウを買収。自動車部品製造メーカーの100%買収案件初の試み ~住商アビーム自動車総合研究所がパイプ役に~

【概 要】

住友商事株式会社(東京都中央区、社長:岡 素之)は、自動車部品の製造販売会社である株式会社キリウ(栃木県足利市、社長:中川 敏男)を買収することで同社の株主であるユニゾン・キャピタル・パートナーズL.P.(以下ユニゾン)及びキリウ現経営陣と合意に至った。住友商事による株式買収の形態を取る。買収金額は当事者の合意により公表しない。住友商事としてほぼ100%に近い形で自動車部品製造会社を買収する初の試みとなるが、現在のAA Planの次期経営計画を睨み、今後の自動車事業における注力分野として川上の特定自動車部品製造領域への主体的な参入を目指しており、本件はその第一号案件として位置付けられる。

【背 景】

キリウはブレーキディスク・ドラムを中心とした自動車部品製造会社であり、もともと日産自動車の系列であったが、2001年12月にユニゾンが現経営陣とともに公開買付を通じMBOを実施し経営権を取得した。以降、ユニゾンの支援の下、現経営陣による積極的な開発力の強化、事業内容・生産効率の改善、海外展開等により、着実に業績を拡大してきた。独自の製品開発・設計能力をベースに、日産自動車のみならず、自動車メーカー各社、ブレーキシテムメーカー各社との取引も拡大している。今後、住友商事の有するネットワーク、マーケティング力などの総合力も活用し、更なる発展を図っていく。

住友商事の自動車事業は、伝統的な完成車の輸出から、より川下に軸足を移し小売、金融などの流通・サービスの領域でバリューチェーンを構築することを戦略に掲げ、会社業績を牽引している。一方で従来から自動車製造用部品・設備といった領域についても自動車会社、部品会社との長年に亘る幅広い取引をベースに知見を有していた。住友商事では更なる自動車事業の成長を目指していく上で、次なる戦略分野として自動車産業の川上領域である部品製造領域における事業に着目していた。
今回のキリウ買収はこうした戦略の延長線上に位置付けられる。

住友商事は、自動車流通・サービス領域での事業経験や自動車製造用部品・設備領域での取引で蓄積したナレッジを、自動車業界各社や同業界に関わりを持つ投資ファンド等に外販するコンサルティング部門として昨年住商アビーム自動車総合研究所を設立している。同社がユニゾンと住友商事の間のパイプ役となって今回のディールが成立した。

【キリウ概要】
  1. 沿革 1906年創業、1960年自動車部品製造販売開始、2001年 ユニゾンがTOBにより95%株式取得
  2. 本社 栃木県足利市
  3. 事業内容 自動車用部品の製造・販売
    製品別売上構成 ブレーキ部品 60%、自動変速機用部品 14%、その他部品 12%、自動車以外 14%
  4. 2004年3月期連結売上高 241.7億円
  5. グループ会社  群馬2社、山形1社、インドネシア1社、米国1社
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