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コラム

ブリヂストン、中国・青島市にもタイヤ販売フランチャイズ…

◆ブリヂストン、中国・青島市にもタイヤ販売フランチャイズ店「車之翼」
<2004年03月01日号掲載記事>
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ブリヂストンは28日、中国の山東省青島市でタイヤ販売店を開いたとのこと。同社製品を中国で専門に扱うフランチャイズチェーン「車之翼」の店舗で、今回が3拠点目であり、年内に保定、南寧市などへの進出も予定しているという。

中国がマーケットとして意識されてきたことに伴い、自動車業界でもアフターマーケット領域での中国進出が目立つようになってきた。本ニュースのブリヂストンに限らず、オートバックス、イエローハット等のアフターマーケットプレイヤーも既に広大かつ成長著しい中国マーケットを狙って進出しているが、各社としては依然手探りの状態なのではないかと思われる。

何せ中国をマーケットとして捉えた場合、あの広大な土地である。沿岸部の大都市と地方都市との所得格差は大きく、地域セグメント別にKBF(Key Buying Factor:主要購買要因)が異なるため、それに応じた多様な販売戦略が必要となることは言うまでもない。

今回のようなアフターマーケット領域における中国進出の場合、自動車を既に保有している人が顧客対象になるわけだから、必然的に進出場所は沿岸部となる。沿岸部の富裕層向けにどういったマーケティング施策を打っていくかが重要なファクターとなろう。

ブランド戦略の観点から言うと、中国人がブランド志向であることは一般的によく言われるが、それは高級車路線で販売するアコードの人気が他社の低価格車よりも高いことからも証明されている。

また、ブランドは商品そのものによってのみ構築されるものではなく、流通チャネルや販促活動によっても大きく影響を受けるものであり、ホンダも4S(Sales, Spare parts, Service, System)ディーラーの整備など一貫性のあるブランド構築を意識した流通チャネル政策を展開している。

規制により外資の小売領域への独資参入が禁止されている限り、中国側のパートナー、チャネルを活用することになるが、今回のようなフランチャイズ展開の場合、現地パートナーのオペレーション等により、ブランドイメージが左右される部分も多く、フランチャイズ加盟者選定においても慎重を期したのではないかと思われる。

いずれにせよこの分野での中国進出はまだ始まったばかりであり、今後の動向が注目される。

<秋山 喬>

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