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コラム

AYAの徒然草(47)  『「ミステリアスな感動」でできるトレーニングって???』

仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウーマンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行きます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話していくコーナーです。
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第47回 『「ミステリアスな感動」でできるトレーニングって???』

みなさんは、自分の周りにいる人全員と気が合いますか?特に、会社の上司・同僚やお取引先の人などの仕事関係者の中には、自分とは馬が合わない、というかあまり好きになれないという人の一人や二人、誰にでもいると思うんです。とにかくちょっと苦手なんだよなぁ・・・と思う人っていますよね?私もいますよ。だって、世の中にはいろんな人がいるんですもの、自分の周りにいる人が全員好きで全員と気が合うという事の方が珍しいと思うんです。

みなさんのお仕事関係の人、たとえば重要なお取引先の人という設定にします。その中でも、話す機会がとても多い人がいるとします。一日に何度もメールや電話でやり取りをするような人です。しかし、その人が、残念ながら、ちょっと自分とは合わなくて苦手なタイプの人だとします。その理由が、話す時にものすごく勢いがあって、そして時には少々強引なこともあるからだとします。そういう人との会話では、物怖じしてしまうものですよね。話す度にストレスを感じてしまうものです。

でも、それは、一度、その人のことを「勢いがあって強引な人」と捉えてしまい、自分の中で「苦手な人」・「イヤな人」という烙印を押してしまったからなんですよね。その「勢いや強引さ」は、もしかしたら、その人の「仕事への情熱や熱心さ」の裏返しかもしれません。その人は、何にでも一生懸命になり過ぎる気があって、相手に自分の気持ちをわかってもらいたいという思いが募りすぎた結果、それが「強引さ」に見えてしまったということもあり得ると思うんです。もしかすると、本当は、人一倍、ひたむきな情熱を仕事に注いでいる素晴らしい人なのかもしれません。「強引さ」は、「熱心さ」の裏返しとも捉えられると思うんです。そう考えれば、その人への苦手意識がだいぶ軽減され、気も楽になってきませんか?

しかし、そうは言っても、一度「強引さ」として捉えてしまったことを、「仕事へのひたむきな熱意」として見ることってなかなか難しいものですよね。でも、もしそれができれば、世の中みんな良い人に見えてきます。みんな、素晴らしい人に見えてくると思うんです。たとえば、なんにでもすぐに口出ししてきてでしゃばる人のことを「おせっかい」と言いますが、でも、良く捉えれば「世話好き」とも言えます。同様に、ちょくちょく自分の考えが変わって方針が一つに定まっていない人のことを「一貫性のない人」と言いますが、一方で、人の意見に耳を傾けて素直に聞き入れる「柔軟性のある人」とも捉えることができると思うんです。私のような「おおざっぱな人」は、すごく良い見方をすれば「おおらかな人」とも捉えられます。また、「能天気」な人は、「ポジティブシンキングができる人」とも捉えることができると思うんです。このように、見る側の捉え方で、随分と違う意味になると思うんです。

私は、こんなふうに、ものごとにはなんでも「二面性」があると思うんです。ものごとは全て、表裏一体なんです。同じ事柄でも、良く捉える(表として捉える)も悪く捉える(裏として捉える)も自分の見方次第ということです。だったら、なんでも良く捉えて、全てを自分にとって受け入れやすいことにしてしまえば、人生が自分色に変わってくると思うんです。

しかし、ものごとの二面性の一方に捉われていると、もう一方はなかなか見えてこないというものでした。つまり、一つの面に捉われずに、「もう一方ではどう見えるだろうか?」と考えるようにすることが大事なんですね。

ところで、みなさん、「だまし絵」ってご存じですか?なんだか響きはとても悪いですが、でも、とてもおもしろいんですよ。人間の錯視現象を利用した絵なんです。有名なものでは、「ルビンの壷」や「婦人と老婆」などがあります。教科書にも載っているので、見たことがある人も多いと思います。

「ルビンの壷」は、白い部分を見ていると「壷」にしか見えませんが、バックの黒い部分に注目して見ていると、向き合った二人の人の横顔が見えてきます。「婦人と老婆」は、どこを目としてどこを耳として見るのか視点を変えると、斜め後ろから見た若い女性にも見えるし、横を向いている老婆にも見えてきます。

但し、「ルビンの壷」は、白い部分を壷として見ている時は二人の横顔は見えてきませんし、黒い部分が二人の横顔に見える時は、壷は見えません。「婦人と老婆」も同じです。どちらの絵も、「一方に捉われていると、もう一方は見えない」のです。そうなんです。これって、さきほど述べた「ものごとの二面性は、一方に捉われていると、もう一方はなかなか見えてこない」ということと同じなんです。

「だまし絵」のほかにも、平面の絵が立体的に見えたり、照明の効果を使ってまるで自分がその絵の中にいるかのように見えたりして、私たちを錯覚の世界へ引き込むような不思議な絵がたくさんあります。これらを「トリックアート」と言うんです。全国各所で美術展を開催しています。普通の美術展と違って参加型の鑑賞なので、錯覚の世界の不思議体験ができるとても楽しい美術展なんです。(ちなみに私は、長崎で鑑賞しました。)

芸術の秋です。トリックアートのミステリアスな感動で、「ものごとの二面性を捉えるトレーニング」をしてみてはいかがでしょうか。昨日まで、自分とは気が合わないなぁと思っていた人のミステリアスな一面が見えてくるかもしれませんよ。

<佐藤 彩子>

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