◆オリックス、マイカーリース契約者を対象に格安レンタカーの新サービス
「普段は小型車をリースで使用し、週末はミニバンを4〜6割安く借りる」
<2004年03月01日号掲載記事>
オリックスグループは自動車リース約43万台、レンタカー約5万台を保有する
業界のトップ企業である。
この度、オリックス・オート・リースとオリックス・レンタカーとの共同
開発によりマイカーリースとレンタカーを融合した新商品『得乗レンタ』
サービスを2004年3月1日より開始すると発表した。
この『得乗レンタ』サービスは、2004年3月1日以降のマイカーリース新規
契約者を対象とするもので、オリックスレンタグループ共通で利用可能と
なっている。
このサービスはリース料期間総額50万円以上(頭金・残価・消費税除)の
契約者でマイカー契約時に得乗レンタ会員(入会手数料、年会費無料)への
入会を済ませ、専用の会員カードを提示することで簡単な手続きで特別 料金
で利用できる。
最新の日本自動車リース協会調査によると、個人リースの保有台数はやっと
10万台の大台を越えたばかりであり本格的な普及へは、まだかなりの時間を
要するものと考えられる。
オリックス・オート・リースのマイカーリースの保有台数は約1万台程度と
想定されるが、この得乗レンタと併用することでマイカーリース契約者の
カーライフのバリエーションが広がることは確実である。
さらに、レンタカー会社にとってもレンタカー稼働率の向上、現場固定費
の平準化に寄与する効果も見込める。
得乗りレンタサービスは、まだ緒に付いたばかりであり先行きを論じる段階
にはない。
しかしながら、「初回車検無料サービス」「下取高額売却サポートサービス」
などの付加価値商品を提供している同社に新たにこのサービスが追加された
ことでマイカーリース契約者にとって高付加価値サービスの享受になりこそ
すれ、新たな負荷を負わされることはないのであるから、オリックスの個人
リース営業担当、OMC(オリックスミリオンクラブ)にとっては、マイカー
リースの営業を推進する上でも大きな武器を手に入れたといえよう。
一時、トヨタ自動車は個人リースの普及を図るために、様々な商品政策を
講じていたが広く一般ユーザーの理解が得られないことや、営業最前線の
ディーラーでも温度差があることなどより一部分での展開に止まっている。
また、日産自動車、富士重工業などが近年個人リースに力を入れ始めて
いるとはいえまだ広く認知されている状況とは言えない。
このように、日本では個人リース市場の拡大には、まだまだハードルは
高いものの、普及促進への商品戦略を怠らないオリックスグループの動向は
多いに注目されよう。
<寺澤 寧史> |