アップダウンを繰り返しながらも、今後数年以内に日本を上回るとされる中
国自動車市場。
住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサ
ルティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車
業界のホットな話題をお伝えするコーナーです。
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第 44 回『広州汽車と現代自動車が合弁を設立』
6月 21日、広州において韓国現代自動車と広州汽車集団による「広州現代商
用車プロジェクト合作基礎協議」の署名式が行われた。
発表された「協議」の骨子には次の内容が含まれる。
(1)双方が折半で 100 億人民元(12.4 億米ドル)を投資すること。
(2)広州の花都に工場を新設すること。
(3)2007年に生産を開始し、年間生産台数 20 万台を目指すこと。
(4)現代汽車が、今後商用車の R&D センターも設立すること。
広州汽車集団には、これまで広州ホンダ、ホンダ(広州)輸出汽車、広州ト
ヨタなどあり、乗用車のセグメントでは国内で一大勢力を形成しているが、商
用車についてはめぼしいものがなく、商用車も含めた総自動車生産台数ではマ
イナーな存在であった。そのため、広州汽車にとって現代汽車との合弁は、
「大型汽車集団」(生産台数が全国シェアの 15 %)を目指す重要な一歩とな
る。
現代自動車にとって広州汽車をパートナーに選ぶに至るまでの道のりには紆
余曲折があった。当初、現代自動車は、北京汽車と合弁企業を作り、乗用車生
産をスタートした後、商用車生産も検討していた。しかし、2003年、北京汽車
はダイムラーベンツとの合弁生産に合意した乗用車分野にとどまらず、商用車
分野でも協力していくことを発表した。現代汽車は、この合意を不満として北
京汽車に激しく抗議していたが、現実的には北京汽車との商用車分野の協力は
事実不可能と判断して北京汽車に代わる新たな合弁パートナーを模索していた。
こうした広州汽車、現代自動車双方の思惑が合致した結果、今回の合弁発表
となったものである。
<張 浩群>
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