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張 浩群 執筆記事
 
 
 
アップダウンを繰り返しながらも、今後数年以内に日本を上回るとされる中国
自動車市場。

住商アビーム自動車総研の提携先であり、中国自動車業界に精通したコンサル
ティング会社オートビジョン有限公司の総経理である張浩群が、中国自動車業
界のホットな話題をお伝えするコーナーです。

第10回『中国自動車メーカーが海外進出?』

 報道によると、中国の長城汽車、東風汽車、奇瑞汽車、華南モーターバイク
4 社が、合同でガーナへの進出を決めた。CKD方式によるもので、トラック、
乗用車、ピックアップ、バン、バイクを生産する計画である。ガーナ側のパー
トナーは、Sneda 社。この新しい合弁企業は、最低5年間の所得税免除の優遇
措置が受けられるという。

 世界的には実力があるとは言えない中国メーカーは、なぜリスクを背負って
まで、アフリカ進出を図るのであろうか。これには、いくつかの原因が挙げら
れているが、その中でも最大の要因は、国内自動車市場の厳しさにある。

 アナリストの分析によると、現在の乗用車在庫はすでに 40 万台を超えてい
る。また、2004年は 11 %、2005年は 23 %の生産過剰を乗じると予想されて
いる。

 中国自動車市場をめぐる環境が厳しさを増しているなかで、中国自動車メー
カーが目指す方向性として、輸出や海外での現地生産などの海外戦略が大きな
意義を示すようになると考えられる。

 もっとも、その見通しは必ずしも明るいものではない。税関の統計によると、
今年の上半期、中東、アフリカ、西アジア各地域向けに合計 15 万台の自動車
を輸出したが、その単価は、昨年よりむしろ下がっている。乗用車に至っては、
平均輸出単価はわずか 5500 ドルにすぎず、国内販売価格を大きく下回ってい
る状況である。


                        <張 浩群>

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