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2008年3月11日号【住商アビーム Auto Business Insight Vol.198完全版】
 
 

2008年3月11日
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   ☆【住商アビーム Auto Business Insight Vol.198 完全版】
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■住商アビーム1クリックアンケート
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自動車業界に関連するあらゆる傾向をアンケートで探ります。1 クリックする
だけでアンケートに参加でき、結果は翌週のメールマガジン上で発表されます。
皆様の率直なご意見お待ちしています!

多数の皆様にご回答頂いた先週号の結果は、「脇道ナビ」の後に掲載しており
ます。

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道路特定財源や暫定税率についてのアンケート ⇒ 終了しました
……………………………………………………………………………………………

自動車産業に関わる皆様の本音として、道路特定財源や暫定税率の廃止をどう
お考えになりますか。

次のうち最も近いと思われるものを、一つだけお選び下さい。


1. そもそも税率の議論以前に、道路特定財源自体が不要・不合理であり、全
  面的に廃止すべきである。

2. 道路整備の必要性があるとしても、一般財源から賄えばよく、特定財源は
  廃止すべき。暫定税率を維持するかどうかは財政トータルの必要性で判断
  すればよい。

3. 道路整備の必要性は認識するので、特定財源を維持するのはいいが、暫定
  税率は廃止して、車輌価格やガソリン価格の引き下げを急ぐべきである。

4. 道路整備が依然として重要だから、一般財源化も暫定税率廃止も反対であ
  る。

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目次


  ◆『最近の注目ニュース』 1件

 (1)『有形の資産情報のデジタル化・電子的流通による
                        イノベーションの可能性』
    (動産担保融資の資産実在性確認に
                携帯電話を活用・三菱電機がシステム開発)
 

  ◆今週のコラム 2件

 (1)「クルマ離れと言われる若者の購入意欲を高めるための考察」
    『第4回 石橋を叩いて渡る若者へのアプローチ』

 (2)「脇道ナビ」
    『第57回 チューニングダイヤル』


  ◆住商アビーム 1クリックアンケート 結果発表


  ◆お知らせ 3件

 (1) 住商アビームの著作
     『最新自動車業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』が
          国立国会図書館のホームページで紹介されました!!
        秀和システムより絶賛発売中(定価1400円+消費税)!!

 (2) 『中国自動車メーカーの調達戦略に見る日系自動車部品メーカー
     勝ち残りの条件』無料配布のお知らせ

 (3) 『自動車メーカーに聞く次世代型部品メーカー像と
     製品ごとのトレンド・投資戦略』無料配布のお知らせ


  ◆住商アビーム自動車総研とは?


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■『最近の注目ニュース』
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住商アビーム自動車総研のコンサルタントが、読者 3 万人以上に配信されて
いる業界最大のメールマガジン「自動車ニュース&コラム」で紹介された
記事をメインに選んだ、注目の自動車関連ニュースです。

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『有形の資産情報のデジタル化・電子的流通によるイノベーションの可能性』

◆動産担保融資の資産実在性確認に携帯電話を活用・三菱電機がシステム開発

 既に岡崎信用金庫が試験的に導入・自動車部品メーカーなど4社向けに5億
 円の ABL。GPS による位置情報と気象衛星による写真を組み合わせる。
 

    <2008年2月29日号日経産業新聞掲載記事>
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【融資とは】

 簡単におさらいしたいと思うが、融資とはお金を貸すということである。

 「金は天下の回りもの」という言葉があるが、融資という観点で考えると、
例えば銀行の場合は、個人や法人からの預金という形で金を調達し、これを企
業などに対して提供(融資)する。

 銀行は個人や法人に対して金利を支払いながら、これを上回る金利を融資先
の企業などから受け取る。

 一方、融資を受けた企業などは、この資金を元に事業活動を行い、ここから
得られる利益の一部を金利として銀行に対して支払う*。

* (更に、企業は利益の一部を雇用している個人に給与という形で支払い、こ
れの一部が銀行預金などに充てられる、という基本的な流れにより、「金は天
下の回りもの」となる)

 1.個人・法人 → 2.銀行 → 3.法人など
  (預入れ) (融資)
   金利  金利

 1.では、銀行の信用状態などを元に個人や法人は相手を選ぶ。特に昨今はペ
イオフなどの議論もあり、銀行の選別などを行う個人は多い。

 一方、2.で銀行は融資先の法人などの経営状態や業務内容、信用情報などを
元に審査を行い、融資として資金を提供する。


【不動産担保融資とは】

 銀行などの金融機関が法人などに融資を実行する際には、(審査の結果次第
ではあるものの)、通常は「担保」という概念が入ってくる。これは返済原資
である融資先法人のキャッシュフローが期待した水準に達せず、万が一融資額
の回収が出来ない場合に備えた二次的な返済財源である。

 特に日本の場合、担保権の設定は物的担保という面では「不動産」を対象と
することを基本としている。

(因みに人的担保という観点では「個人保証」が一般的である)。


【動産担保融資とは】

 一方、不動産ではなく動産を担保とした融資を動産担保有、いわゆるアセッ
トベーストレンディング(ABL) という。

 これは、一般的な借入れにおける不動産担保融資とは異なる。

 ABL では、融資する際の審査を、借り手の経営状況等に基づくキャッシュフ
ローの予測ではなく、売掛金や在庫などのアセット(資産)の価値に基づいて
判断する。

 つまり ABL では、担保の価値が優先的な返済財源となるという観点では、担
保の価値に基づく貸付であり、融資の回収条件が例えば売掛金の回収を待って
返済といった形になっているケースも多い。

 よって、将来的返済財源であるキャッシュフローを予測することが困難であ
り、且つ担保として差し出す不動産を有していない中小企業やベンチャー企業、
不動産担保融資の枠を最大限に活用しているにも関わらず運転資金が必要な企
業などに適していると言える。


【三菱電機によるソリューション】

 動産が不動産よりも担保物件として難しい最大の理由は、何と言っても言葉
通り「不動ではない」ということであろう。

 「不動」産=動かすことが出来ないのであれば、担保物件の所在は明確であ
るが、「動」産=動かすことが出来るわけで、担保物件の実在性及び使用状況
を把握することは困難である。

 今回取り上げる新聞報道によると、三菱電機では、携帯電話を活用する形で
担保として供した資産の実在性と場所の特定を行うという。

 具体的には、カメラ付き携帯電話で撮影→これにより、携帯電話内蔵の GPS
で撮影場所を認識のうえ、気象衛星から同じ場所の写真を入手。資産の現物写
真、GPS での場所情報、気象衛星から撮影した写真による時間情報の特定とい
う 3 つを組み合わせて、データサーバ経由で金融機関に送信する。


【自動車部品メーカーにとっての在庫】

 こうした方法を用いて、既に一部の自動車部品メーカーでは資金調達を実施
しているとのことだ。

 自動車部品会社にとっての動産(流動資産)である売掛金や在庫は、最終的
な納入先企業が日本を代表する企業である自動車メーカーであることが多い。
即ち、過剰在庫相当額以外は最終的にはメーカーから対価としての現金が支払
われると合理的には予想される。しかし、部品会社と自動車会社の間や、部品
会社の中のレイヤーの異なる企業間の決済条件は、通常納品後数ヶ月後の支払
というケースが多い。

 よって、今回取り上げたようなシステムにより実在性を把握することが出来
れば、ABL との親和性は高いといえる。

 但し、所謂 Tier-1 サプライヤと言われるような直接自動車メーカーへの納
入を行う企業の場合は、それなりの財務体力を有している場合も多い為、需要
としては Tier-2 サプライヤを対象として、例えば最終納入先自動車メーカー
別に部品を選別したうえで ABL を適用するといったことは十二分に考えられる
だろう。


【自動車販売会社にとっての在庫】

 一方、自動車メーカーから新車を仕入れて主に個人に販売する「販売会社
(以下、ディーラーという)」の場合、少しケースは異なる。

 先ず、納入先が複数個人ということで最終的に圧倒的な購買力を有する自動
車メーカーに納入する部品メーカーとは異なる。また、決済条件についても基
本的には自動車を登録するタイミングでは代金を回収しているケースが殆どで
ある(一部、自社割賦を実施している企業も依然存在する)ことから、売掛金
としてはニーズは多くないだろう。

 また、在庫という観点で言えば個人向け販売台数は予測し難いことから、需
要の変動次第で在庫化するリスクが高い。

 一部、メーカー系ファイナンス会社などで車検証を担保に融資を提供してい
るケースや、メーカーからディーラーに販売された車輌の売掛債権をファイナ
ンス会社が譲り受ける代わりにローンを提供するといったプログラムは存在す
るものの、動産の中でも一番モビリティの高い、自走可能な資産である車輌は
担保設定して現物を確認・確保する手段が難しい。


【自動車登録情報とナンバー認識カメラ】

 読者のなかでは、
  @複合施設やデパート・スーパーなどの駐車場に車を停めて
  Aショッピングを終えた後に
  B店内で駐車料金の精算をして
  C車に乗り込み駐車場出口に差し掛かったら、自動的にバーが上がる
 という現象に「どうやったら車と精算した事実とが紐付くのだろう?」と疑
 問を持たれたことがある方もいるだろう。

 ご存知な方には当たり前の話であるが、これは車が駐車場に入るタイミング
で自動的にナンバープレートをカメラで撮影・これをデータ化したうえで駐車
券に当該データを持たせて発券。

 その後、この券で精算すると「券と紐ついているナンバーが精算済みである」
というデータが出庫ゲートに飛び、車が出庫ゲートのバーに近づいたタイミン
グでカメラが再度車のナンバーを撮影し、データ化、このデータと精算済みデー
タが照合された場合は自動的にバーが開く、という仕組みである。

 筆者はこの仕組みと本日の記事内容、更には 4月から導入される自動車検査
登録情報協会による登録情報の電子的提供制度を組み合わせれば、車輌在庫に
ついても よりスムーズにABL の対象となり得るのではないか?と考える。


【車輌在庫での活用アイデア】

 例えば自動車ディーラー店頭における新車・中古車在庫の情報であれば、三
菱電機のシステムを活用して携帯電話で車輌を撮影することにより、GPS によ
る位置情報と気象衛星写真による時間情報を把握。更に、ナンバーを撮影し、
これを駐車場にて導入されているシステムを活用する形でテキストデータ化→
自検協を通じた車検証データの取得につなげることにより、車種や年式、所有
者・使用者情報や車検日の把握に繋げることが可能となる。

 更に、当該車輌の外装・内装までも撮影できたとすれば自動的に査定情報に
まで繋げることで、市中での流通価格(具体的にはオートオークションでの予
想相場を基準とした、買取乃至は小売価格)の算出し、担保設定可能な極限額
をも把握することも可能となる。

 また、オートオークション会場では 1 週間に 1度の開催日に数千台の車が集
まるが、ここで同様のシステムを導入出来れば、オークション運営事業者にと
っての運転資本相当額(落札者からの入金まで 1 週間程度立替が発生し、これ
を一般的にはオークション借勘定という)に対する融資も可能になるだろう


【終わりに】

 今回取り上げた動産担保融資を可能とする携帯電話を活用したシステムは、
有形の資産の情報をデジタル化し、電子的に流通させることで、当該資産の状
態などをリアルタイムで把握出来るようにしている。

 こうした「モノ」を特定する情報をデジタル化すると、モノに対する金融テ
クノロジーをより適用しやすくなる。

 例えば、過去の筆著コラムで取り上げた「オークション市場で先物は有り得
るか?」でも同様の可能性を取り上げている。

http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/hase/hase0072.html

 時節柄特に、金融テクノロジーの行き着いた先が「サブプライム問題」、と
いった認識も多いかもしれないが、事業者が必要な資金を提供して世の中の流
れをスムーズにする手段としての金融が発達することに異論を挟むことは難し
い。

 日本が誇る自動車産業であるが、流通領域においては中々世界への発信が出
来ているとは言い難い。こうした新しいビジネスモデルの開発・日本での実績
を通じて海外へとイノベーションを発信していくことも、自動車先進国「日本」
の役割ではないだろうか。


                           <長谷川 博史>

<長谷川執筆記事バックナンバー>
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/hase.html
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◆今週のコラム(1)
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『クルマ離れと言われる若者の購入意欲を高めるための考察』

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第 4 回 『石橋を叩いて渡る若者へのアプローチ』

 本シリーズは、クルマ離れと言われる若者の購入意欲を高めるための方向性
や施策案を考えるものである。

 方向性や施策案を考える前提として若者を取り巻く環境の変化を取り上げ、
その変化から考えられる魅力あるクルマの姿やサービスを提言している。

 第 4 回は「購入に際し石橋を叩いて渡る若者」を取り上げたい。


【購入に際し石橋を叩いて渡る若者】

 「石橋を叩いて渡る若者」とは、モノやサービスの購入の意思決定の際に、
「これはいいモノだ、絶対これが欲しい」という想いや一時の感情に流されず、
「とはいえ、やっぱり高いよね」といったコスト意識が常に働き、本当に必要
なモノなのか冷静な目で石橋を叩いて渡るが如く、費用対効果を考え合理的な
判断を下す若者である。

<石橋を叩いて渡る若者が増加した背景>

 もちろん、こうした若者は昔からいただろうが、最近では増加傾向にあると
思われる。その背景にはバブル以降の経済の低迷を背景とした価値感の変化と
お金の使い道が増えたことにあると考える。

 現在の若者はバブル崩壊後のいわゆる「失われた 10年」に青春期を過ごし苦
労した親の背中を見て育っている。また、終身雇用と言われた時代は過ぎつつ
ありたとえ大企業に勤めていたとしても雇用が不安定であったり、年金問題が
あったりと若者は将来にわたり収入面で不安を抱えている。そうした中で、モ
ノやサービスの購入に際し、慎重になる若者が増えてもおかしくないだろう。

 実際に、フリーターやアルバイトなどの増加により、現状の給与も減少して
いる。以下は若者の年間平均給与であるが、10年前と比較すると 10 %程度減
少している。

年齢階層別の平均給与(単位:千円)
        20-24歳 25-29歳 30-34歳
平成 9年    2,820 3,730 4,500
平成10年    2,770 3,650 4,390
平成11年    2,740 3,580 4,370
平成12年    2,690 3,580 4,310
平成13年    2,660 3,530 4,280
平成14年    2,590 3,480 4,190
平成15年    2,550 3,450 4,110
平成16年    2,500 3,440 4,070
平成17年    2,500 3,400  4,050
平成18年    2,510 3,430  4,040
(平成9年対比 )89%   92%   90%
出典:国税庁

 さらに、ゲームや携帯電話、ミュージック・プレイヤー、パソコン、テレビ
など新商品の登場や既存商品のモデルサイクルの短命化により、昔に比べて、
購入資金の使い道も増えている。

 つまり、どんどんお財布は寂しくなる一方で、欲しいモノリストはどんどん
膨らんでいるのである。寂しいお財布と膨らむ欲しいモノリストを見比べ、ど
れを選ぶか、費用対効果を仔細に検討し(石橋を叩いた上で)、購買の決断を
下す若者が増えているわけである。

<石橋を叩いて渡る若者の行動様式>

 費用対効果を仔細に検討し合理的な判断をする若者は、自分が欲しいモノが
あったとしても衝動的な購入はしない。SNS や各種の価格比較サイトをみて、
実際に購入した人々の評判を確認したり、単に値段が安いというだけでなく購
入後のサービス面も確認しながら、どこで買うのが最も効果的か入念に調べる
のである。

 とはいえ、値段が高いモノを購入しないわけではない。合理的に考え費用対
効果が高いと判断すれば、高いモノでも購入するのである。例えば、ファッシ
ョンにこだわる若者であれば、人の目に付くスーツは高級ブランドを購入する。
その一方で、外から見えない下着は費用をかけても仕方がないと判断し「ユニ
クロ」で安価なものを購入する、といった具合である。

 また、同じような発想から交際相手へのアピール効果が高い記念日等の特別
な日は高級レストランに食事に連れて行く一方で、普段の食事はファミリーレ
ストラン、牛丼チェーンであったりする。

 そして、特に欲しいモノがない場合には貯金や投資信託、株などで資産運用
を行ったりしているようである。


【石橋を叩いて渡る若者のクルマに対する態度】

 上記のような若者はクルマの費用対効果で言うと効果が低下したと感じてい
るのではないだろうか。

 例えば、本シリーズの第 1 回で取り上げた「モテる・ウケる」男子の変化で
ある。かつてクルマの効果の一つに女性にモテるということがあったが、そい
ういった風潮はなくなりつつある。また、都会においては公共交通機関の発達
により、モビリティ自体の価値が低下してしまった面もあるかもしれない。

 そうすると都会では、買い物で都内を移動する際には公共交通機関を利用す
れば十分でクルマを持つ必要がないだとか、デートで郊外に出掛ける際にもレ
ンタカーや親のクルマを利用すれば十分であるという結論に彼らの頭の中では
合理的に行きつく。

 また、地方では、日常の足としてクルマは依然必要であるが、単なる足であ
れば安ければ安いほどよく軽自動車を購入するという結論に行きつく。

 さらに言えば、昨今のガソリン代高騰のニュースは財布の寂しい若者にとっ
てクルマの費用がこれまで以上に上昇することを意味する。


【石橋を叩いて渡る若者へのアプローチ】

 それでは、購入に際し費用対効果を仔細に検討し合理的な判断をする若者に
クルマはどうアプローチしたらよいだろうか。

 そういった若者は、前述したように「これはいいモノだ、絶対これが欲しい」
という想いに捉われず、「とはいえ、やっぱり高いよね」といったコスト意識
が常に働く。

 まず、こうしたコスト意識を超える効果を提示することである。もちろん各
メーカーでの取り組みが進んでいることと思うが、例えば、本シリーズでこれ
まで述べた「オチがあるクルマ」、「仲間意識を醸成するクルマ」、「ロハス
的なクルマ」も方向性としては考えられる。

「オチがあるクルマ」
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai/horai0189.html
「仲間意識を醸成するクルマ」
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai/horai0192.html
「ロハス的なクルマ」
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai/horai0196.html

 もう一つは、費用を下げる方法である。今回は、どんなにクルマの効果を高
めても、石橋を叩いて渡る若者に常に働く費用の方を中心に考えていきたい。

<ロイヤル・カスタマーになることを前提に購入時の費用を下げる>
 費用の下げ方としてはインド・タタ自動車の「ナノ」に代表されるようなク
ルマの本体価格を下げることが考えられる。しかしながら、一定の限界はある
だろうし、導入までに時間もかかる。また、他には残価設定ローンなどの金融
商品も費用を下げる方法である。加えて、購入頻度や長期の利用を確約した顧
客に対して費用を下げることはできないだろうか。

 つまり、携帯電話に見られる一定期間の利用を約束した顧客や本人だけでな
く家族が契約している顧客の利用料金を下げる方法である。

 自動車で言えば次回の買い替えを約束した顧客の初回購入価格を下げる方法
が考えられる。しかしながら、それこそ将来の財布の中身は約束できないわけ
だから難しいかもしれない。現実的には、トヨタの「TS CUBIC カード」に見ら
れるような用品の購入や整備入庫にポイントを与えて新車購入の際に、そのポ
イントを金額換算して利用できるような仕組みであろう。こうした仕組みを時
間貸し駐車場や SS でも展開できないだろうか。

 例えば ETC や最近普及を始めた車のナンバーを読み取るカメラを使用して、
時間貸し駐車場や SS での毎月の利用頻度を計測し、一定以上の回数や金額を
利用した顧客に対して割引を適用することである。

 また、携帯電話でいう「家族割」のサービスも考えられる。現状では個別の
ディーラーで不透明な形で行われているかもしれないが、自動車メーカーが規
定することも考えられるだろう。

<クルマを利用した分だけ費用を徴収し保有に関する費用を下げる>
 クルマは利用しなくても、自動車税や月極の駐車場代など保有しているだけ
費用が発生する。こうした現状は石橋を叩いて渡る若者の目に付くに違いない。
であれば、利用した分だけ費用が発生する仕組み、レンタカーやカーシェアリ
ングをもっと浸透させていくことはできないだろうか。

 現在のレンタカーは駅前ではあるが借りる際にも返却する際にも店舗にいく
必要がある。わざわざ駅まで行くのであれば公共機関を利用するという判断を
する若者がいてもおかしくはない。

 クルマではないが DVD やビデオをレンタルする「TSUTAYA」では店舗を構え
るものの、今や店舗に行く必要がない。インターネットで予約すると自宅の郵
便受けに商品が届き、返却も近くの郵便ポストに入れるだけである。

 クルマの場合には法規制の問題があるかもしれないが、例えばカーキャリー
などを使用してクルマを顧客のところに持っていったり回収したりすることや、
もっと言えば顧客に次の顧客に引渡してもらうことで利用料の割引を行うなど
が考えられる。


【クルマの費用と効果を見える化する】

 購入に際し費用対効果を仔細に検討し合理的な判断をする若者に訴求してい
くためには、上記で述べてきたような効果を高める仕組みや費用を下げる仕組
みを導入するとともに、合理的に判断できるように見える化する必要があるだ
ろう。

 具体的には、現在のディーラーでの見積もりには下取車両価格やローン場合
には金利を含めて新車購入に掛かる費用しか掲載されていない。例えばこの見
積に、顧客のクルマの保管場所や利用の仕方を聞き、月極の駐車場料金や想定
走行距離から導かれるガソリン代、整備料金、仮に 3年後・ 5年後に下取りに
出した場合の残価などを加えて、クルマを所有することによる費用総額を見え
る化し、「石橋を叩く」ことをサポートしてあげるのである。

 クルマを所有することによる費用総額の試算は、石橋を叩いて渡る若者だけ
でなく、クルマの購入を検討する人は皆、少なくとも、なんとなくはしている
ものである。また、値引き額もメーカーやディーラーの状況により変わるし不
透明さが残る。

 以前の弊社メルマガで寺澤が述べたようにガリバーは、それまで中古車の下
取り価格が新車値引きと渾然一体となってしまい「本当に公正な下取価格を付
けてもらっているのか」という不透明な状況を値付けシステムを全国的に標準
化することなどにより見える化した。
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/tera/tera0100.html

 こうした見える化する余地はまだ残っていると思われ、各プロセスで各社が
個別に見える化していくだけでなく、ディーラーや SS、駐車場など業界横断的
に見える化を取り纏めていくことは、石橋を叩いて渡る若者には特に有効なア
プローチではないかと考える。


                          <宝来(加藤)啓>

<宝来執筆記事バックナンバー>
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai.html
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◆今週のコラム(2)「脇道ナビ」
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自動車業界を始め、複数の業界にわたり経験豊富なコンセプトデザイナーの岸
田能和氏が、日常生活のトピックから商品企画のヒントを綴るコーナーです。

【筆者紹介】
コンセプト・デザイナー。1953年生まれ。多摩美大卒。カメラ、住宅メーカー
を経て、1982年に自動車メーカーに入社。デザイン実務、部門戦略、商品企画
などを担当。2001年に同社を希望退職。現在は複数の業界や職種の経験で得た
発想や視点を生かし、メーカー各社のものづくりに黒子として関わっている。
著書に「ものづくりのヒント」(かんき出版)がある

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第57回 『チューニングダイヤル』


 高校生の頃まで住んでいたのは瀬戸内海に面した港町だ。もともと、軍港と
して選ばれた地だけあって、三方を山に囲まれていた。そんな町で中学生から
高校生の頃はよくラジオを聞いていたが、昼間は地元のラジオ局しか聞くこと
ができなかった。しかし、深夜になると電波の状況が変わるらしく、東京や大
阪のラジオ放送を聞くことができた。当時はそんな都会のラジオ局から流れて
くる最新ヒット曲や人気パーソナリティの話が田舎の高校生にはまぶしく、眠
い目をこすりながら深夜放送を聞いていた。もちろん、遠くの放送局なのでザ
ザー、ザー、ピーという雑音や、チューニングダイヤルを回してお目当てのラ
ジオ局を探し出すのは一苦労だった。また、雑音の中から突如、「日本ノ労働
者ノミナサン…」と、やたらと声の大きい北朝鮮や中国、あるいは今や崩壊し
たソ連の放送が聞こえてきたのも、今では懐かしい思い出だ。

 そうした苦労(?)をして選んだ局だし、ダイヤルを回すのも面倒で、一度
聞き始めると、番組が終わるまではダイヤルを回すことは少なく、お気に入り
のラジオ局やディスクジョッキーやパーソナリティが決まっていた。

 最近のミニコンポや CD ラジオはもちろん、名刺サイズのラジオでも、セッ
トしたラジオ局をボタン一つで選ぶことができるようになっている。そのため、
ある曲だけを聴き終わったら、別の局でやっている野球中継の途中経過をちょ
っとだけ聞き、またまた別の局でパーソナリティのおしゃべりを聞くというこ
とがカンタンにできるようになっている。つまり、聞きたいもの、欲しいもの
だけをつまみ食いできる。

 ただ、そのカンタンさと引き替えにしたものがあると思う。チューニングダ
イヤルを回しているときに聞こえてくる別の局に寄り道したり、声高な主張を
する外国の放送を聞いたりする。そんな迷い道に入り込むことはなくなった。
あるいはチューニングダイヤルを慎重に回しながらお目当ての局を探し出すと
きのドキドキ感もなくなってしまった。

 同じようなことは電子辞書やインターネットの検索エンジンにもある。確か
にお目当ての情報にカンタンに手に入れるようになったが、それと引き替えに
その途中や周りにある雑音に出会うオモシロさがなくなった。そんなことに、
淋しさやもどかしさを感じるのはアナログオヤジの単なる感傷なのだろうか?


                            <岸田 能和>

<岸田執筆記事バックナンバー>
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/kishida.html
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◆住商アビーム1クリックアンケート 結果発表
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先週の 1 クリックアンケートの結果発表です。310 名の方に回答いただきまし
た。ご協力ありがとうございました。

【先週の質問】
今週も、先週に引き続き、国内市場の販売施策について、ご質問いたします。

前回は、国内市場における販路拡大策についてご質問しましたが、最も多く票
を集めたのは、「ショッピングモールへの進出」でした。

一方で、どの選択肢を選択された方からも、低迷する国内市場を回復させたい、
という主旨の意見が多く寄せられました。

そこで、今後の新車販売の店舗形態として、次の選択肢のうちどれが消費者の
ニーズが高く、低迷する国内市場においても販売台数増加が期待できるとお考
えになりますか。

最も有効と思われるものを一つお選び下さい。


1.メーカー毎に販売車種のフルラインナップを一ヶ所で見ることができる
 大型・複合ディーラー店舗。
  ⇒ 56名(18%)

2.系列を超え複数のブランド・メーカーの車種を一ヶ所で見ることができる
 系列横断型ディーラー店舗。
  ⇒ 120名(39%)

3.小型車、SUV 車など、消費者の使用目的やコンセプトに合わせた車種タイプ
 を取扱う専門型ディーラー店舗。
  ⇒ 45名(15%)

4.ドレスアップパーツや用品等のオプションを施したオリジナル仕様の提案を
 行うプロショップ型ディーラー店舗。
  ⇒ 22名(7%)

5.ショッピングモール、シネマコンプレックス等に併設された商業施設併設型
 ディーラー店舗。
  ⇒ 59名(19%)

6. その他
  ⇒ 8名(3%)

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お知らせ
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住商アビームの著作『最新自動車業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』が
国立国会図書館のホームページで紹介されました!!
http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_102366.html

秀和システムより絶賛発売中(定価1400円+消費税)!!



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自動車メーカー各社の戦略、グローバル市場の動向はもちろん、サプライヤや
アフターマーケット各業態の構造や課題、業務プロセスの解説、さらには自動
車のものづくりや流通のイノベーションから、少子高齢化社会や地球環境との
共生のあり方まで、自動車業界特化型コンサルタントならではの切り口で分析・
提言した渾身の一冊です。

自動車業界にお勤めの方々や同業界への就職・転職をご希望の方はもとより、
自動車産業への投資や事業進出・事業拡大をご検討中の企業・団体の皆様のご
期待にも応えることのできる内容と確信しております。
新人研修の教材として、またお仕事の一助として、是非ご活用ください!

全国の書店のほか、以下サイトにてもご購入いただけます。




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『中国自動車メーカーの調達戦略に見る日系自動車部品メーカー
  勝ち残りの条件』無料配布のお知らせ
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 2004年 11〜 12月にかけて、住商アビームとアビームコンサルティングが、
中国で乗用車を生産する自動車メーカー 30 社を対象に、アンケートとインタ
ビューを実施し、部品メーカーとの取引状況や今後の調達方針について調査を
行いました。

 その結果を集計し、分析を加えて、自動車部品メーカーの方々への提言をレ
ポートにまとめました。

 現在、このレポートを、弊社ウェブサイトを通じて、希望者に無償で配布し
ております。お申込は、下記アドレスをご参照下さい。

http://www.sc-abeam.com/press_release/050524/050524chugoku.html

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『自動車メーカーに聞く次世代型部品メーカー像と
  製品ごとのトレンド・投資戦略』無料配布のお知らせ
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 2004年 6月に、本誌「住商アビーム Auto Business Insight」を通じて自動
車メーカー勤務の方々に自動車部品メーカーに対する意識調査にご協力頂きま
した。その結果を集計し、分析を加えて自動車部品メーカーの経営企画部と同
業界に関心のある投資ファンドへの提言をレポートにまとめました。

 ご協力頂きました読者の方には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 現在、このレポートを、弊社ウェブサイトを通じて、希望者に無償で配布し
ております。お申込は、下記アドレスをご参照下さい。

http://www.sc-abeam.com/press_release/040817buhin.html

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自動車業界特化型コンサルティング会社『住商アビーム自動車総合研究所』
のスタッフが日々移り変わる自動車業界を、経営と現場、業界と市場を結ぶ
視点で紐解いた戦略ガイドブックです。

弊社では、この「Auto Business Insight」をより良くしていくために、
読者の皆様のご意見やご要望を募集しております。

意見、要望、質問→ http://www.sc-abeam.net/cst/mem_demand/
バックナンバー→ http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/index.html
購読解除→ http://www.sc-abeam.net/cst/mem_drop/

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住商アビーム自動車総研とは?
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 鰹Z商アビーム自動車総合研究所は、自動車業界専門の戦略コンサルティン
グ会社です。

 「自動車業界唯一の相談窓口」として、日本のリーディング・インダストリ
ーである自動車業界各社の問題解決をお手伝いするとともに、革新的なアセッ
ト・リソースをお持ちの異業種との交流・融合の触媒となって日本の基幹産業
にブレーク・スルーをもたらすこと、それによって日本全体の持続的な革新と
成長を促し、少子高齢化時代にあっても次世代の日本人たちが世界の中で現在
の私たちと同じ豊かさと誇りを享受できるようにすること、すなわち、「自動
車業界から始める日本のイノベーション」を使命としています。

 この使命のもと、私たちは、自動車メーカーからアフターマーケット関連企
業までの自動車業界各社の方々をはじめとして、自動車業界への投資や新規参
入、自動車業界向けの事業拡大をご検討中の素材、バイオ、ケミカル、光学、
通信、エレクトロニクス産業など異業種企業や機関投資家の方々の、ミッショ
ン、ビジョン、戦略の立案・決定・準備・実行をお手伝いいたします。
 特に、経営企画部門、商品開発部門、事業開発部門、マーケティング部門、
投資部門の皆様のご相談を歓迎しております。

 住商アビーム自動車総合研究所は、自動車をコア事業と位置付ける総合商社
の住友商事と、アジア初のグローバル・コンサルティング・ファームのアビー
ム・コンサルティングの2社の合弁にて設立されました。住友商事は、自動車
部品の開発・製造から完成車の小売・金融まで幅広く自動車事業に投資し、ハ
ンズオン経営を行なうことで自動車業界固有の知識・経験・ネットワークを蓄
積しています。一方のアビーム・コンサルティングは、前身のデロイト・トー
マツ・コンサルティング時代から多くの世界のベストプラクティス企業のプロ
ジェクトに関わって、国や産業の境界線を越えて普遍的な経営革新、事業成長
、収益向上のためのソリューション・ノウハウを培ってきました。

 私たちは、両株主の強みを持ち寄って、「経営と現場」、「産業(ものづく
り)と市場(マーケティング)」、「戦略と実行」など対立しがちな二つの側
面を統合した、スピード(即効性)とアクション(実効性)重視のコンサルテ
ィングを特長としています。
 「業界唯一の相談窓口」、住商アビーム自動車総合研究所が提供するコンサ
ルティング・サービス(サービスの内容や実績については、こちらをご覧くだ
さい)の活用をご検討ください。
 ご相談はお気軽に下記電話・ファックス番号またはメールアドレスまでお願
いいたします。

電話: 03-5166-4600(代表)
Fax: 03-5166-6594
メール: info@sc-abeam.com
HP: http://www.sc-abeam.com


ネットワーク

 住商アビーム自動車総合研究所は、「経営と現場」、「産業と市場」、「戦
略と実行」など対立しがちな二つの側面の統合と、スピード(即効性)とアク
ション(実効性)を重視したコンサルティング・サービスを実現するため、自
動車業界に固有の専門的な問題に対する現場志向の理解力と、自動車業界の枠
組みに囚われない戦略志向の解決力の融合と両立を重視しています。

 そのため、自動車業界で幅広いビジネス・ネットワークと事業ノウハウを有
する住友商事と、グローバル・ベスト・プラクティスに精通し、多様なソリュ
ーション・ツールを有するアビーム・コンサルティングという親会社2社から
、クライアントのご要望や業種、課題の範囲、性質、規模、水準に応じて、必
要な人材やノウハウの提供を受けられる体制としています。

 これに加えて、技術・製品開発、生産性・品質管理の領域では高い専門性と
深い信頼関係を必要とする課題も多いことから、自動車メーカーやサプライヤ
の開発・製造部門のOBを中心とする各領域のエンジニア30名以上から成る「技
術アドバイザ」を擁し、必要に応じて随時支援を受けられる体制を構築してい
ます。


What is SC-ABeam Automotive Consulting?

SC-ABeam is a strategic consulting firm 100% specialized in the
automotive industry.
We define our mission-statement as “Japan innovation beginning in
auto industry” and our vision as “the only contact window in auto
industry”. So our services and activities must be a catalyst for the
Japan’s leading industry to make a breakthrough, which could result
in Japan’s sustainable innovation and growth for the next generation
to enjoy the same wealth and pride in the world in the aging and
low-birth society as the current Japanese people.

Therefore, we, SC-ABeam, provide solutions to existing players inside
the industry that include car manufacturers, suppliers, distributors
and after-market players dealing with new and used vehicles, OEM and
replacement parts, options and accessories and automotive-related
services and finances. At the same time, we also support new comers
who intend to enter or further expand businesses in the automotive
industry with innovative asset or resources developed in outside the
industry such as material, bio, chemical, optical, telecommunication,
electronics and financial fields. Our services cover areas of planning,
determining and preparing vision, mission and strategy execution.
Inquiries from divisions such as corporate planning, product and
business development, marketing and investment are most welcome.

SC-ABeam was established by and between Sumitomo Corporation, a leading
Sogo-shosha focusing on automotive businesses, and ABeam Consulting,
the first Asia-based global consulting firm. Sumitomo has accumulated
the industry-unique knowledge, experience and network through its own
investments and hands-on managements in all areas of automotive
value-chain (starting from development and manufacturing of OEM parts
to retail sale and finance of built-up cars and trucks). ABeam, since
it was known as Deloitte Tohmatsu Consulting, has vast amount of project
experience with many global best practice companies, and is equipped
with a series of problem solution tools applicable to cross-border and
cross-industry businesses especially in the areas of business process
reengineering, enterprise growth and profitability improvement.

SC-ABeam, taking advantage of the combination of each shareholder’s
strength, makes it different from other consulting firms in its speed-
and action- centric consulting services which integrate two
often-contradictable concepts such as “management direction and reality
in frontline”, “industrial efficiency and customer satisfaction” and
“plan and do.”

Please make use of the industry-specialized consulting services
(contents and records here) SC-ABeam, “the only contact window in auto
industry”, renders.
Please feel free to contact us by phone, fax or e-mail.

Phone: 03-5166-4600
Fax: 03-5166-6594
e-mail: info@sc-abeam.com
URL: http://www.sc-abeam.com


Network

SC-ABeam Automotive Consulting makes much of integrity of both the
industry-specific detailed understandings and the cross-industrial
strategic solutions, in order to render speed- and action- centric
consulting services which unite two contradictory concepts such as
“management direction and reality in frontline”, “industrial
efficiency and customer satisfaction” and “plan and do”.

We, SC-ABeam, are fortunate enough to take in necessary human and
intellectual support, depending on clients’ request and project scope,
nature, scale and level, from the two shareholders that include
Sumitomo Corporation being equipped with broad business network and
experiences in the industry, and ABeam Consulting having developed
diversified solution tools based on its experiences with global best
practices.

In addition to above, SC-ABeam has organized a network of Technical
Advisors, consisted of more than thirty professional engineers who
have just retired from development and manufacturing divisions of car
manufacturers and suppliers. Technical Advisors can assist us at any
time when necessary in the areas of technical/product development
and productivity/quality management where even higher expertise and
closer reliability are required.

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ディスクレイマー
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友人、知人、同僚、部下、上司、取引先への転送は自由です。
このメールマガジンで提供する情報、権利の帰属、当社の責任などの詳細は、
http://www.sc-abeam.com/disclaimer/index.html
に順ずる形となります。






















































 
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