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2008年2月26日
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☆【住商アビーム Auto Business Insight Vol.196 完全版】
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■住商アビーム1クリックアンケート
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自動車業界に関連するあらゆる傾向をアンケートで探ります。1 クリックする
だけでアンケートに参加でき、結果は翌週のメールマガジン上で発表されます。
皆様の率直なご意見お待ちしています!
多数の皆様にご回答頂いた先週号の結果は、「脇道ナビ」の後に掲載しており
ます。
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国内市場における販路拡大策について ⇒ 終了しました
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今週も、新たなテーマについてご質問いたします。
フィアットから新型『フィアット500』が3月15日より発売されます。欧州でイ
ヤーカーを受賞したこのクルマの国内導入は、輸入車業界でも大きな話題にな
っており、BMWミニのようなヒット商品になるか注目を集めています。
幅広い世代へのマーケティングを志向し、オヤジ世代にはルパン 3世を発表プ
ロモーションに起用、若者世代には東京・青山にクラブ併設の「フィアットカ
フェ」を開店するなど、ブランドと商品の浸透を図る計画も公表されています。
上記プロモーションのように、認知度を高める施策に加えて、購入決定まで効
果的に繋げるための販路拡大策も必要と思われます。
そこで、一般的に国内市場におけるクルマの販路拡大策として、効率的だと思
われるのは次のうちどれでしょうか。最もふさわしいと思われるものを一つ選
択して下さい。
1. ディーラーだけでなく、Web販売を充実させる。
2. ディーラーだけでなく、都心のインテリアショップやファッションショップ
など異業種との協業を進める。
3. ディーラーだけでなく、郊外のショッピングモールなどへの進出を図る。
4. ディーラー以外に効果的なものはない。
5. その他
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目次
◆『最近の注目ニュース』 1件
(1)『高級車は多機能であるべきか?』
(中国での自動車初期品質調査、日本ブランドが5部門でトップ。
J.D.パワー)
◆今週のコラム 2件
(1)「クルマ離れと言われる若者の購入意欲を高めるための考察」
『第3回 ロハス的なクルマ』
(2)「脇道ナビ」
『第55回 オタクに学ぶ』
◆住商アビーム 1クリックアンケート 結果発表
◆お知らせ 3件
(1) 住商アビームの著作
『最新自動車業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』が
国立国会図書館のホームページで紹介されました!!
秀和システムより絶賛発売中(定価1400円+消費税)!!
(2) 『中国自動車メーカーの調達戦略に見る日系自動車部品メーカー
勝ち残りの条件』無料配布のお知らせ
(3) 『自動車メーカーに聞く次世代型部品メーカー像と
製品ごとのトレンド・投資戦略』無料配布のお知らせ
◆住商アビーム自動車総研とは?
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■『最近の注目ニュース』
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住商アビーム自動車総研のコンサルタントが、読者 3 万人以上に配信されて
いる業界最大のメールマガジン「自動車ニュース&コラム」で紹介された
記事をメインに選んだ、注目の自動車関連ニュースです。
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『高級車は多機能であるべきか?』
◆中国での自動車初期品質調査、日本ブランドが5部門でトップ。J.D.パワー
新車購入後2〜6カ月経過したユーザー9720人を対象に、経験した不具合を指
摘してもらい、100台当たりの不具合指摘件数をスコアとして算出。今回は、
不具合指摘項目を前回までの135項目から228項目に増やした。
小型車部門で「天津・シャーリー」、プレミアム小型車部門で「スズキ・
スイフト」、エントリー中型車部門で「ホンダ・シティ(フィットアリア)」、
中型車部門で「トヨタ・カローラEX」、プレミアム・中型車部門で「現代・
ソナタ」、上級プレミアム・中型車部門で「日産・ティアナ」、MPV部門で
「ホンダ・オデッセイ」がそれぞれの部門トップに。小型車部門での不具合
指摘件数は業界平均の2倍近くにのぼった。
「ユーザーは新車の品質に関して、故障など製造に起因する不具合と同様
に、新しい技術や装備品がどのように設計に取り入れられているかが重要
と考えている。高級車には様々な最新技術が導入されていることが多いが、
操作が複雑になり、平均的なユーザーにはかえって不満を感じさせる可能
性がある。設計関連の不具合が不具合指摘件数全体に占める割合は、小型
車の30%に対し、高級車では40%近くとなる。 業界全体では34%である
ことも考慮すると、このことは特に重要と言える」と調査責任者。
<2008年02月18日号掲載記事>
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【中国市場におけるIQS調査】
自動車業界では定番となっている J.D. パワーの自動車初期品質調査(通称
IQS)であるが、先週は中国市場での調査結果が発表となった。
この IQS であるが、新車購入後のユーザーを対象に、実際に経験した不具合
を指摘してもらい、100台当たりの不具合指摘件数を算出したものであり、世界
各国の市場別の調査結果を発表している。数字が少ないほうが初期品質が優秀
であることを示している。
中国市場については、2004年からデータが公表されており、今回が 4 回目と
なる。今回の調査では、従来の「壊れる」や「動かない」といった製造に起因
する不具合だけでなく、米国他の調査でも盛り込まれるようになった「使いに
くい」や「使い勝手」といった設計に起因する不具合も項目に盛り込まれてい
る。
今回の調査結果でも、昨年同様 7 セグメント中 5 部門で日本ブランドがト
ップを占めており、中国市場でも日本車の品質・信頼性の高さを示す結果とな
っている。詳細については、以下 J.D. パワーのホームページを参照して欲し
い。
「J.D. パワー 2007年中国自動車初期品質調査」↓
http://www.jdpower.co.jp/
今回の調査結果の中で、特に注目したい点は、高級車の「設計不具合」につ
いてである。J.D. パワーの調査結果によると、設計関連の不具合指摘件数の割
合が、小型車の 30 %に対し、高級車では 40 %近くを占める、という。勿論、
製造関連の不具合指摘件数が少ない結果、設計関連の不具合の割合が増してい
るということも影響があるとは思うが、J.D.パワーによると、高級車の様々な
最新技術の導入が、操作の複雑化を招き、平均的なユーザーにはかえって不満
を感じさせている可能性がある、と問題提起している。
一部の読者の方にはお叱りを受ける内容になるかもしれないが、今回は「高
級車」に求められることについて考えてみたい。
【「高級車」は多機能であるべきか?】
日本市場では、「高級車」=「多機能」に近い感覚が浸透しているように思
える。販売台数やコスト面も大きな影響を与えているが、最先端の技術はほと
んどの場合、高級車セグメントでの新型車から導入されるため、消費者にも高
級車は多機能だという印象を与えている。高級車の新型車発表には、「世界初
の○○を搭載」といったアピールが不可欠になっているようにも思える。
これは、PC やデジカメ、携帯電話のような電気製品でも長らく同じ傾向であ
ったと考える。近年こうした流れに問題提起する意味もあるのか、シンプルな
機能でも高級感、といった内容を訴求する商品も出てきており、自動車業界で
も、カーオーディオではその流れも存在している。
一方で、一般的には、消費者の方も、多機能なクルマを好む嗜好があり、高
級なものほど、先進技術が導入されていることに違和感はない。先進的な安全
技術のような性能面での技術だけでなく、利便性・快適性でも多機能化が進ん
でいるが、実質的に不要な機能であっても、その機能が入っていることに満足
感を感じる部分もあるのではないだろうか。ディスプレイ・メーター等の表示
系やスイッチ・ボタン等の操作系も複雑で細かいものが多く、その傾向も高級
車の方が多いようにも思えるが、その中で自分に必要な情報・機能を覚えて使
う習慣があるのかもしれない。
また、販売面でも、多機能化に伴い、オプションのセット販売が増えている
ように思える。オプション機能の増加により、販売管理上やむを得ないのかも
しれないが、例えば、サンルーフが欲しいのに、セットオプションになってい
るので、特に必要ではなかった革シートもついてきた、というような状況が結
構あるような気がする。多機能なほど高級、という文化の市場だから、これも
許されているようにも思える。
【海外でも「高級車」は多機能か?】
一方で、欧州市場を見ると、必ずしも「高級車」=「多機能」ではないよう
に思える。同じ車種のグレードを比較しても、日本車の場合と比較すると、機
能面よりも性能面でのアップグレードに力点を置かれているように思える。ま
た、操作・表示系についても、同じブランドのクルマであれば、ほぼ似たよう
な使い勝手になっているように感じる。このあたりには、文化の違いが見える
気がする。
オプション設定という点でも、欧州の高級車では、細かく色・仕様等を選べ
るサービスが普及している。シート皮革の種類であったり、内装の柄であった
り、機能よりもこだわりに力点が置かれた内容になっている。
日本でも、かつて三菱自動車が、ユーザーが内装等を自由に組合せられるプ
ログラムが設定されていたが、3年ぐらい前に終了している。当時は、小型車や
ミニバンで設定されたため、車種の購買層にあってなかったのか、そもそも文
化の違いがあったのか、どちらにせよ、わざわざ選ぶのは面倒であるという意
見も多かったようである。
こうしたことを考えると、市場によって、高級車の概念が違うことを改めて
実感できる。
【新興市場の「高級車」はどうあるべきか?】
そこで、新興市場について考えてみたい。低価格レンジの小型車については、
必要最低限の機能に絞った安価な小型車がエントリーレンジとして求められる
ことは、どの新興市場でも似たような傾向がある。だからこそ、各自動車メー
カーはこのレンジのクルマの開発に注力しており、某国メーカーの超低価格車
が大きな話題になっている。
それらの新興市場でも、経済発展とクルマ社会の普及が進めば、より大きな
クルマ、高級なクルマの需要が高まってくるはずである。既に新興市場で先進
国の高級車に乗る高所得者層は、これまで先進国から持ち込まれた「高級車」
という概念に慣れているかもしれないが、本当にその「高級車」に満足してい
るかは疑問である。
その市場や文化を把握し、機能・性能面を設計した「高級車」を地場の自動
車メーカーが開発したら、いつの日か、先進国から横流しした「高級車」では
勝てなくなる可能性だってあるかもしれない。
そのためにも、先入観を捨て、その市場のニーズを収集することが求められ
る。国内のメーカー・サプライヤの海外 R&D 拠点は着実に増えている。海外で
の収益に大きく依存している日本の自動車産業にとって、こうしたニーズを把
握し、具現化していく機能がまさに重要となっており、海外 R&D 拠点に期待さ
れる役割は大きいはずである。
<本條 聡>
<本條執筆記事バックナンバー>
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/honj.html
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◆今週のコラム(1)
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『クルマ離れと言われる若者の購入意欲を高めるための考察 第3回』
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第3回 『ロハス的なクルマ』
このシリーズは、クルマ離れと言われる若者の購入意欲をいかに高めるかを
考えるもので、若者を取り巻く環境の変化を示し、その変化から考えられる魅
力あるクルマの姿やサービスを提言している。
第 1 回は、女性に「ウケる・モテる」男子像の変化を取り上げて、「オチが
あるクルマ」を提言した。
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai/horai0189.html
第 2 回は携帯電話や SNS などコミュニケーションの変化を取り上げて、
「仲間意識を醸成するクルマ」を提言した。
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai/horai0192.html
今回、取り上げたいのは、若者の嗜好や価値感の変化である。
読者の中にも若者の購入意欲を高めるクルマは、個人の嗜好や価値感を表現
できるクルマであると考える方が多い。以下は、今月 5日に配信した弊社メー
ルマガジンにて実施した 1 クリックアンケートの結果である。
<質問内容>
若者男子のクルマ購入意欲を高めるような「ライフスタイルの使用用途に合わ
せた使い勝手の良いクルマ」という意味で、最もイメージに近いと思われるの
は、どれでしょうか。
<結果>
1. 趣味、レジャー等のための利便性を重視したクルマ
⇒ 61名 (23%)
2. 日常生活での居心地の良さを重視したクルマ
⇒ 33名 (12%)
3. 個人の嗜好や価値感(スタイル)を表現できるクルマ
⇒ 69名 (25%)
4. 必要最低限の機能、性能に特化したシンプルなクルマ
⇒ 54名 (20%)
5. 各種用途、必要性に応じて最適なクルマを利用できる環境
⇒ 45名 (17%)
6. その他
⇒ 8名 ( 3%)
質問に対する回答の選択肢は 5 つ あるが、1〜 3 の選択肢は、クルマの価
値を高める方向性を持つ選択肢で、それぞれの選択肢でクルマに持たせる価値
はどのようなものがよいかを分けて(1:利便性、2:居心地の良さ、3:嗜好・
価値感の表現)お聞きした。4 はクルマには付加機能は持たせずに基本性能だ
けの方が、寧ろ使い勝手がよいのではないかという方向性の選択肢だ。また 5
は 1〜 4 はクルマを所有してもらうことが前提にあるが、そもそもクルマは自
由に使えればよいという方向性の選択肢だ。
突出して回答数の多い選択肢はないが(それだけ若者というターゲットを捉
えることが難しいことの表れとも考えられる)、一番回答数が多かったのは、
回答 3 の個人の嗜好や価値感を表現できるクルマである。それでは、若者の嗜
好や価値感の変化から考えていきたい。
【若者の嗜好や価値感の変化の一形態:ロハス】
一度は聞いたことがある読者も多いと思うが、ロハス(LOHAS:Lifestyles
Of Health And Sustainability)という言葉がある。
日本では 2002年頃から用いられるようになったらしいが、健康や環境問題に
関心の高いライフスタイルのことで、一説には日本の成人の 29 %がロハス層
であるという。
仮に、この説が正しいとすれば、平成 19年 9月時点の日本の 20 歳以上の人
口は 104 百万人であるからロハス層は 30 百万人いることになる。
そして、そういったロハスな人々が若者の間でも増殖中であるとのことであ
る。では、ロハスな人々、特に若者はどんな生活や行動を好むのだろうか。イ
メージを掴むたため、日経ビジネスオンライン「U35 男子マーケティング図鑑」
や雑誌「ソトコト」を参考にいくつか具体的に列挙してみる。
・天然酵母を培養してパンを焼く。ぬかみそや梅干をつける。
・休日は「谷根千(谷中・根津・千駄木)」や「神楽坂」、「西荻窪」など
いわゆるショッピング・スポットではなく、どこか「懐かしい」街に出掛
ける
・骨董市や蓑の市で古いものを買う
・昭和の住居を探してきて、そこで暮らす
・山や川、生き物など自然を守るプロジェクトや NPO に参加する
若者を 20 歳〜 35 歳未満とすると総数は 24 百万人であるから、年代によ
る偏りがないして、先程の 29 %がロハス層ということで考えると 7 百万人が
ロハスな若者となる。健康や環境問題に関心を持つ若者が相当数いるというこ
とである。
こうしたロハス的な若者の生活や行動には、小さい頃から 1 人部屋を与えら
れ、その空間を自分なりに作り込む経験をしてきたことや、都会の庭のない家
に育ったために、土いじりや昔ながらの日本の文化やモノに憧れてきた、とい
ったことが影響を与えているという。
しかしながら、上記の例にあるような若者は、ロハス的な要素が特に強い層
だといえるだろう。筆者の周りを見渡しても、このような若者はそうそう見当
たらない。
ただ、一方では、例えば、コーラを飲む時は「ダイエット・コーラ」を選ぶ、
買い物には某有名ブランドの「エコ・バッグ」を持っていくといったような、
健康や環境問題にちょっとした意識を持った層は相当数いると思われる。こう
した若者の根底には、健康や環境問題など周りで話題になっているからといっ
た仲間意識のようなものがあるのかもしれない。
【ロハスな若者に向けたクルマ】
トヨタの渡辺社長が語る理想のクルマは以下である。
・走れば走るほど空気がきれいになるクルマ
・ヒトを傷つけないクルマ
・乗れば健康になるクルマ
・燃料を満タンにすれば世界一周できるクルマ
他自動車メーカーも表現や達成の仕方(技術)は違っても同じような目標を
持っているはずである。ヒトを傷つけないクルマという「安全」の要素はロハ
スな人々にとってアピーリングなものではないかもしれないが、健康や環境問
題に関心を持つロハスな人々が求めるクルマと自動車メーカーが目標にするク
ルマは合致するはずである。
しかしながら、特にロハスな要素が強い若者に訴求するためには、健康や環
境だけでなく前述した作り込む要素と昔ながらのモノに憧れる要素が必要では
ないだろうか。
例えば、外装や内装は往年の名車でありながらハイブリッド・エンジンを搭
載したクルマである。最新の技術を搭載したクルマの外装は、いわゆる先鋭的
なデザインのクルマが多いが、あえてレトロな外装を持ったクルマにするので
ある。光岡自動車やかつてのトヨタのオリジンのようなクルマである。新車で
なくとも中古車でヘッドライトや塗装などを昔風に仕立てることも考えられる。
ただ、ロハスな若者といっても大多数はそこまでロハスな要素が強いわけで
はなく、ちょっとしたロハス的な意識を持っているに過ぎないことは前述した
とおりである。商品開発の観点からいうとそういった若者の層を狙うことも考
えるべきだろう。
現状で言えばハリアー・ハイブリッドやエスティマハイブリッドなどは、エ
コだけであればプリウスを選ぶがデザインや居住性など、その他の要素を考慮
した上で環境に関心があることを表現する車種という点で、ちょっとしたロハ
ス的意識にマッチした車種であると考えられる。また、マイナス・イオンを発
生するようなエアコンや、最近国産車でも増えつつある瞬間燃費表示計なども、
ちょっとしたロハスなものだと考える。
【「プチ・ロハス」な若者の購入意欲を刺激する】
今回は、若者の嗜好や価値感の変化の中で、ロハスな若者を取り上げた。
勿論、ロハスな若者にも程度があると思われ、極端にロハスの要素が強い若
者は、環境問題の観点からクルマには乗らずバスや鉄道など公共機関を利用す
る人々で、クルマには乗らない可能性もある。こうした若者に対しては、現実
的にはカーシェアリングなどの仕組みを提供していくことが効果的なのかもし
れない。
ただ、前述したように、こうした層は限られていると思われる一方、健康や
環境問題に「ちょっとした」関心を持つ層は多数いると思う。つまり、若者の
嗜好や価値感が多様化していると言われているが、「ちょっとした」、最近の
言い回しでは「プチ」というレベルに薄めることで、多様化している中に共通
項を見出し、若者の購入意欲を刺激するような商品開発が求められるのではな
いだろうか。
そして、これまでそういったアプローチは、特に女性に有効だとされてきた
が、現在の若者においては男性も価値観が女性化しているといわれている。そ
の意味で、今後、若者向けの商品開発全般において、こうした要素の重要性が
増してくると考える。
<宝来(加藤)啓>
<宝来執筆記事バックナンバー>
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/horai.html
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◆今週のコラム(2)「脇道ナビ」
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自動車業界を始め、複数の業界にわたり経験豊富なコンセプトデザイナーの岸
田能和氏が、日常生活のトピックから商品企画のヒントを綴るコーナーです。
【筆者紹介】
コンセプト・デザイナー。1953年生まれ。多摩美大卒。カメラ、住宅メーカー
を経て、1982年に自動車メーカーに入社。デザイン実務、部門戦略、商品企画
などを担当。2001年に同社を希望退職。現在は複数の業界や職種の経験で得た
発想や視点を生かし、メーカー各社のものづくりに黒子として関わっている。
著書に「ものづくりのヒント」(かんき出版)がある
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第55回 『オタクに学ぶ』
ややマニアックなクルマの商品企画を担当していた知人から「オタク」の話
を聞いたことがある。その知人がオタクたちの集まるミーティングに初めて参
加したときは、その会場に流れる「気」のすごさに足がすくんだという。例え
ば、あるクルマの話題になったときのことだ。メンバーのひとりが、「あー、
その話はカー雑誌『××』の'93年 4月号、53 ページに書いてあるね。」と言
うのだ。すると、別のメンバーが「いや、それは、53 ページではなく、62 ペー
ジだよ。ちなみに、その記事で紹介されているクルマの写真は'64年型の STD
仕様となっているが、室内にある時計から見ると DX 仕様だと思っているんだ
…」と話が広がっていくのだそうだ。もちろん、そうした発言は手許に資料を
持っているのではなく、全部ソラで言っているのだからスゴイ話だ。
そんな会話に驚いた知人は、彼らのひとりに「当然、主要な自動車雑誌のバ
ックナンバーをすべてお持ちなんでしょうね?」と尋ねた。すると、当たり前
のような顔で「ええ、3 セット持っています」と答えたそうだ。3 セットとい
うのは日頃持ち歩いて痛んでも良い「閲覧用」、切り取りや書き込みをする
「加工用」、そして買ったら、手を触れず本棚にしまっておく「永久保存用」
であり、本に限らずカタログなども同様だそうだ。
もちろん、こうした資料の集め方をしているのは一部のオタクの人だけだ。
しかし、彼らが莫大な手間ヒマそしてお金をかけていることだけは共通してい
る。だからこそ、違う世界の人間にはまねができないほどの深い知識を持つこ
とができるのだ。そんな話を聞いて、最初はあきれかえったが、やがて思い直
した。私たちのようなデザインや商品企画をする人間にとって、知識は命だ。
しかし、そうした知識をオタクと呼ばれる彼らほどの情熱を傾けて集めている
人が案外と少ないことを思い出したからだ。
特に危ないのは、仕事がそこそこできるようになった十年選手だ。私自身も
経験があるが、いくつかの経験を積んでくると効率の良い仕事ぶりを求められ、
それに応えることができる要領のよさも身につけてくる。しかし、一歩間違え
ると、時間や予算ばかりを気にするようになりかねない。そうなると汗を流し
たり、面倒な作業でしか身につけることのできない情報や知識から遠ざかった
りしてしまう。快適なオフィスに座ってお手軽に集めた情報や知識で厳しいマー
ケットと勝負ができるはずはない。ねえ、おたく、そう思わない?
<岸田 能和>
<岸田執筆記事バックナンバー>
http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/kishida.html
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◆住商アビーム1クリックアンケート 結果発表
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先週の 1 クリックアンケートの結果発表です。226 名の方に回答いただきまし
た。ご協力ありがとうございました。
【先週の質問】
現在、交通安全性の向上、円滑化と環境改善による快適性の向上を目指し、ITS
技術の高度化が進められております。
その一環として、2010年頃に実用化することを目指し、実証実験等の取り組み
も進められている次世代路車間通信技術(クルマと道路インフラ等の通信技術)
ですが、その有力な技術として、既存の ETC 車載機を発展させた ITS 車載機
というものが注目されています。
ITS 車載機は、高速道路の自動決済用の ETC 車載機の機能を拡張し、安全注意
情報等の提供を行う、というものですが、この機能を各種サービス提供に活用
していく動きも進められております。
そこで、今後、車載機を普及させる上で、実用化が期待されるサービスは、ど
れでしょうか。
次のうち最も近いと思われるものを一つだけお選びください。
1. 無線クレジット決済システムにより料金決済の自動化
(有料駐車場、ガソリン給油、ドライブスルーの支払の自動化等)
⇒ 89名(39%)
2. 無線認識・認証システムによる利用者認識の自動化
(契約駐車場・工場への入退場、店舗駐車場での顧客認識等)
⇒ 36名(16%)
3. フリーペーパー的な買い物に便利な情報提供
(路面店の無料・割引クーポン、キャンペーン・セール情報の提供等)
⇒ 13名(6%)
4. 現在地、目的地を考慮した天気予報、渋滞情報等の一般情報提供
(ニュース速報、天気予報、渋滞情報の提供等)
⇒ 51名(23%)
5. 商用車の物流管理の効率化
(トラックの入出庫情報の物流システムへの応用等)
⇒ 32名(14%)
6. その他
⇒ 5名(2%)
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お知らせ
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住商アビームの著作『最新自動車業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』が
国立国会図書館のホームページで紹介されました!!
http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_102366.html
秀和システムより絶賛発売中(定価1400円+消費税)!!

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自動車メーカー各社の戦略、グローバル市場の動向はもちろん、サプライヤや
アフターマーケット各業態の構造や課題、業務プロセスの解説、さらには自動
車のものづくりや流通のイノベーションから、少子高齢化社会や地球環境との
共生のあり方まで、自動車業界特化型コンサルタントならではの切り口で分析・
提言した渾身の一冊です。
自動車業界にお勤めの方々や同業界への就職・転職をご希望の方はもとより、
自動車産業への投資や事業進出・事業拡大をご検討中の企業・団体の皆様のご
期待にも応えることのできる内容と確信しております。
新人研修の教材として、またお仕事の一助として、是非ご活用ください!
全国の書店のほか、以下サイトにてもご購入いただけます。
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『中国自動車メーカーの調達戦略に見る日系自動車部品メーカー
勝ち残りの条件』無料配布のお知らせ
……………………………………………………………………………………………
2004年 11〜 12月にかけて、住商アビームとアビームコンサルティングが、
中国で乗用車を生産する自動車メーカー 30 社を対象に、アンケートとインタ
ビューを実施し、部品メーカーとの取引状況や今後の調達方針について調査を
行いました。
その結果を集計し、分析を加えて、自動車部品メーカーの方々への提言をレ
ポートにまとめました。
現在、このレポートを、弊社ウェブサイトを通じて、希望者に無償で配布し
ております。お申込は、下記アドレスをご参照下さい。
http://www.sc-abeam.com/press_release/050524/050524chugoku.html
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『自動車メーカーに聞く次世代型部品メーカー像と
製品ごとのトレンド・投資戦略』無料配布のお知らせ
……………………………………………………………………………………………
2004年 6月に、本誌「住商アビーム Auto Business Insight」を通じて自動
車メーカー勤務の方々に自動車部品メーカーに対する意識調査にご協力頂きま
した。その結果を集計し、分析を加えて自動車部品メーカーの経営企画部と同
業界に関心のある投資ファンドへの提言をレポートにまとめました。
ご協力頂きました読者の方には、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
現在、このレポートを、弊社ウェブサイトを通じて、希望者に無償で配布し
ております。お申込は、下記アドレスをご参照下さい。
http://www.sc-abeam.com/press_release/040817buhin.html
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自動車業界特化型コンサルティング会社『住商アビーム自動車総合研究所』
のスタッフが日々移り変わる自動車業界を、経営と現場、業界と市場を結ぶ
視点で紐解いた戦略ガイドブックです。
弊社では、この「Auto Business Insight」をより良くしていくために、
読者の皆様のご意見やご要望を募集しております。
意見、要望、質問→ http://www.sc-abeam.net/cst/mem_demand/
バックナンバー→ http://www.sc-abeam.com/mailmagazine/index.html
購読解除→ http://www.sc-abeam.net/cst/mem_drop/
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住商アビーム自動車総研とは?
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鰹Z商アビーム自動車総合研究所は、自動車業界専門の戦略コンサルティン
グ会社です。
「自動車業界唯一の相談窓口」として、日本のリーディング・インダストリ
ーである自動車業界各社の問題解決をお手伝いするとともに、革新的なアセッ
ト・リソースをお持ちの異業種との交流・融合の触媒となって日本の基幹産業
にブレーク・スルーをもたらすこと、それによって日本全体の持続的な革新と
成長を促し、少子高齢化時代にあっても次世代の日本人たちが世界の中で現在
の私たちと同じ豊かさと誇りを享受できるようにすること、すなわち、「自動
車業界から始める日本のイノベーション」を使命としています。
この使命のもと、私たちは、自動車メーカーからアフターマーケット関連企
業までの自動車業界各社の方々をはじめとして、自動車業界への投資や新規参
入、自動車業界向けの事業拡大をご検討中の素材、バイオ、ケミカル、光学、
通信、エレクトロニクス産業など異業種企業や機関投資家の方々の、ミッショ
ン、ビジョン、戦略の立案・決定・準備・実行をお手伝いいたします。
特に、経営企画部門、商品開発部門、事業開発部門、マーケティング部門、
投資部門の皆様のご相談を歓迎しております。
住商アビーム自動車総合研究所は、自動車をコア事業と位置付ける総合商社
の住友商事と、アジア初のグローバル・コンサルティング・ファームのアビー
ム・コンサルティングの2社の合弁にて設立されました。住友商事は、自動車
部品の開発・製造から完成車の小売・金融まで幅広く自動車事業に投資し、ハ
ンズオン経営を行なうことで自動車業界固有の知識・経験・ネットワークを蓄
積しています。一方のアビーム・コンサルティングは、前身のデロイト・トー
マツ・コンサルティング時代から多くの世界のベストプラクティス企業のプロ
ジェクトに関わって、国や産業の境界線を越えて普遍的な経営革新、事業成長
、収益向上のためのソリューション・ノウハウを培ってきました。
私たちは、両株主の強みを持ち寄って、「経営と現場」、「産業(ものづく
り)と市場(マーケティング)」、「戦略と実行」など対立しがちな二つの側
面を統合した、スピード(即効性)とアクション(実効性)重視のコンサルテ
ィングを特長としています。
「業界唯一の相談窓口」、住商アビーム自動車総合研究所が提供するコンサ
ルティング・サービス(サービスの内容や実績については、こちらをご覧くだ
さい)の活用をご検討ください。
ご相談はお気軽に下記電話・ファックス番号またはメールアドレスまでお願
いいたします。
電話: 03-5166-4600(代表)
Fax: 03-5166-6594
メール: info@sc-abeam.com
HP: http://www.sc-abeam.com
ネットワーク
住商アビーム自動車総合研究所は、「経営と現場」、「産業と市場」、「戦
略と実行」など対立しがちな二つの側面の統合と、スピード(即効性)とアク
ション(実効性)を重視したコンサルティング・サービスを実現するため、自
動車業界に固有の専門的な問題に対する現場志向の理解力と、自動車業界の枠
組みに囚われない戦略志向の解決力の融合と両立を重視しています。
そのため、自動車業界で幅広いビジネス・ネットワークと事業ノウハウを有
する住友商事と、グローバル・ベスト・プラクティスに精通し、多様なソリュ
ーション・ツールを有するアビーム・コンサルティングという親会社2社から
、クライアントのご要望や業種、課題の範囲、性質、規模、水準に応じて、必
要な人材やノウハウの提供を受けられる体制としています。
これに加えて、技術・製品開発、生産性・品質管理の領域では高い専門性と
深い信頼関係を必要とする課題も多いことから、自動車メーカーやサプライヤ
の開発・製造部門のOBを中心とする各領域のエンジニア30名以上から成る「技
術アドバイザ」を擁し、必要に応じて随時支援を受けられる体制を構築してい
ます。
What is SC-ABeam Automotive Consulting?
SC-ABeam is a strategic consulting firm 100% specialized in the
automotive industry.
We define our mission-statement as “Japan innovation beginning in
auto industry” and our vision as “the only contact window in auto
industry”. So our services and activities must be a catalyst for the
Japan’s leading industry to make a breakthrough, which could result
in Japan’s sustainable innovation and growth for the next generation
to enjoy the same wealth and pride in the world in the aging and
low-birth society as the current Japanese people.
Therefore, we, SC-ABeam, provide solutions to existing players inside
the industry that include car manufacturers, suppliers, distributors
and after-market players dealing with new and used vehicles, OEM and
replacement parts, options and accessories and automotive-related
services and finances. At the same time, we also support new comers
who intend to enter or further expand businesses in the automotive
industry with innovative asset or resources developed in outside the
industry such as material, bio, chemical, optical, telecommunication,
electronics and financial fields. Our services cover areas of planning,
determining and preparing vision, mission and strategy execution.
Inquiries from divisions such as corporate planning, product and
business development, marketing and investment are most welcome.
SC-ABeam was established by and between Sumitomo Corporation, a leading
Sogo-shosha focusing on automotive businesses, and ABeam Consulting,
the first Asia-based global consulting firm. Sumitomo has accumulated
the industry-unique knowledge, experience and network through its own
investments and hands-on managements in all areas of automotive
value-chain (starting from development and manufacturing of OEM parts
to retail sale and finance of built-up cars and trucks). ABeam, since
it was known as Deloitte Tohmatsu Consulting, has vast amount of project
experience with many global best practice companies, and is equipped
with a series of problem solution tools applicable to cross-border and
cross-industry businesses especially in the areas of business process
reengineering, enterprise growth and profitability improvement.
SC-ABeam, taking advantage of the combination of each shareholder’s
strength, makes it different from other consulting firms in its speed-
and action- centric consulting services which integrate two
often-contradictable concepts such as “management direction and reality
in frontline”, “industrial efficiency and customer satisfaction” and
“plan and do.”
Please make use of the industry-specialized consulting services
(contents and records here) SC-ABeam, “the only contact window in auto
industry”, renders.
Please feel free to contact us by phone, fax or e-mail.
Phone: 03-5166-4600
Fax: 03-5166-6594
e-mail: info@sc-abeam.com
URL: http://www.sc-abeam.com
Network
SC-ABeam Automotive Consulting makes much of integrity of both the
industry-specific detailed understandings and the cross-industrial
strategic solutions, in order to render speed- and action- centric
consulting services which unite two contradictory concepts such as
“management direction and reality in frontline”, “industrial
efficiency and customer satisfaction” and “plan and do”.
We, SC-ABeam, are fortunate enough to take in necessary human and
intellectual support, depending on clients’ request and project scope,
nature, scale and level, from the two shareholders that include
Sumitomo Corporation being equipped with broad business network and
experiences in the industry, and ABeam Consulting having developed
diversified solution tools based on its experiences with global best
practices.
In addition to above, SC-ABeam has organized a network of Technical
Advisors, consisted of more than thirty professional engineers who
have just retired from development and manufacturing divisions of car
manufacturers and suppliers. Technical Advisors can assist us at any
time when necessary in the areas of technical/product development
and productivity/quality management where even higher expertise and
closer reliability are required.
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ディスクレイマー
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友人、知人、同僚、部下、上司、取引先への転送は自由です。
このメールマガジンで提供する情報、権利の帰属、当社の責任などの詳細は、
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に順ずる形となります。
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