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佐藤 彩子 執筆記事
 
 
 
仕事で成果を出すことにも自分を輝かせることにもアクティブなワーキングウー
マンのオンとオフの切り替え方や日ごろ感じていることなど素直に綴って行き
ます。また、コンサルティング会社や総合商社での秘書業務やアシスタント業
務を経て身に付けたマナー、職場での円滑なコミュニケーション方法等もお話
していくコーナーです。

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第31回 『「全身鏡」で自分の魅力をアップ!!』

 「少しは実物よりも美人に描いてくれたらいいんだけどなぁ・・・」、「特
徴がデフォルメされていて現実を突きつけられたらイヤだなぁ・・・」と、ワ
クワクそわそわしながらじっとしていること 20分。「はい出来上がりました」
と手渡された完成品を見て驚いたんです。「えー!私ってこんな顔???」

 先日、友達と一緒に、ある有名な似顔絵師のアトリエを訪問しました。写真
とは一味違う人の手による温かさの込められた写実性によって自分の姿がどう
表現されるのか、また、瞬時に人の顔の特徴をつかむプロの観察力にも興味が
あったので、自分の似顔絵を描いてもらいに行ったんです。しかし、出来上が
った自分の似顔絵を見て、「これが私???全然似てないじゃない?」と思う
ほど、予想外に似ていなかったんです。

 でも、一緒に行った友達の似顔絵はそっくりでした。上手く特徴を掴んでい
るし、それに、こんな短時間でよくここまで表現できるなぁと、さすが有名な
似顔絵師だわと感心するほどでした。

 その一緒に行った友達に、「○○ちゃんの似顔絵はそっくりだと思うけど、
私の似顔絵はそんなに似てないよね?」と聞いてみると、「えっ?すごく似て
るよ。そっくりだよ。私のはあまり似てないと思うけど、彩ちゃんのはとって
も似ていると思うよ。お世辞抜きでこの似顔絵師は本当に上手いね」と言って
いたんです。そう、お互いが、自分の似顔絵は似ていないと思うけど、相手の
は似ていると思ったんです。

 自分の顔って、自分の顔なのに、鏡に映った姿を見てそれが自分の顔だと思
っていますよね。一日に何度も鏡に映った自分の顔を見ているけど、でも、客
観的に見るともしかしたらいつも自分が見ている自分の顔とはちょっと違って
見えるのかもしれませんね。だからきっと、自分の似顔絵は似ていないと思っ
たのかもしれません。

 よく、女優やモデルが、デビュー当時よりも人気が出るにつれ、どんどん洗
練されて綺麗になっていくという話を聞いたことがありませんか?それは、テ
レビや雑誌などの媒体を通じて、自分で自分自身を客観的に見る機会が多くな
り、自己分析をして自分の良さを自分で高めることができるようになるからだ
そうです。更に、周囲からは、1 人の「人」としてではなくひとつの「商品」
として、良い点や改善点を包み隠さずにアドバイスしてもらえ、それを素直に
受け入れて自分という商品価値を高める努力をするから、確実に綺麗になって
いくのだと思うんです。

 こんなふうに、自分の姿を客観的に見ることは、自分の魅力を引き出すため
に効果が大きいと思います。また、顔やスタイルなど外見的な自分の姿だけで
はなく、内面的な部分も含めて客観的に自分を見つめることも、自己分析には
必要だと思うんです。

 でも、自分の内面的な部分を客観視することは難しく、どうしても、自分を
過大評価や過小評価をしがちなものです。自信のあることや得意なことは過大
評価を、一方、経験が無いことや興味が薄いことに対しては過小評価をしてし
まうと思うんです。もしかして、苦手だと思い込んでいることにチャレンジし
てみたら、自分でも気付いていなかった自分の才能が開花するかもしれません
し、逆に、自信満々なことでも、実は、井の中の蛙大海を知らずで、もっとも
っとデキる人は世の中にはたくさんいた、なんてこともあると思います。

 だからこそ、女優やモデルが洗練されてくる話のように、自分の周囲にいる
信頼できる第三者に、自分の良いところ悪いところを指摘してもらったりする
ことは、自己分析にとても役立ちます。それに、自分が思っている自分の顔と、
第三者が見る自分の顔が違って見えるという似顔絵の話のように、自分が思っ
ている特徴と、第三者が抱く特徴とでは少しズレがあるものかもしれません。
だから、自分が周囲からどう見られているか、どう評価されているかを認識す
ることもとても大切だと思うんです。

 私は毎朝、お洋服を着て、お化粧をして身支度が全て整った後、全身が映る
大きな鏡で一度、自分の全身の姿をチェックしてから家を出ます。「全身鏡」
で、お洋服の色に合わせた口紅やアイシャドーの色使い、アクセサリーやバッ
グ・靴の色、スカートの丈とジャケットの丈のバランスなどをチェックするん
です。でも、それぞれの物をクローゼットから選ぶ時は「似合う」と思って身
に付けたはずなのに、最後に遠くから「全身鏡」で全てを身に付けた自分の姿
を映してみると、なぜか色が合っていなかったり、バランスが悪かったりと、
おかしい部分に気付くことがよくあるんです。おそらく、お洋服を選ぶ時もお
化粧をする時も、小さな鏡で近い距離から自分の姿を見ていて、自分のことを
客観的に見れていなかったことが原因です。だから、自分の姿を遠くから「全
身鏡」で見て初めて気づくことがあるんです。

 私が尊敬するある洗練された女性が、「自分の魅力を引き出すために、自分
らしさを追求するために、常に自分のことを客観的に見るように心掛けている」
と話していたのを思い出しました。それには、ファッションだけではなく内面
的な魅力を引き出すためにも、自分を客観的に見ることができる「全身鏡」が
必需品なんですね。

 女性に限らず男性も、「全身鏡」でファッション的にも内面的にも、自分を
遠くから客観的に見るように心掛けてみてください。自分を客観的に見る習慣
が身に付くと、自然と自分の魅力を引き出す力がアップしていると思うんです。
明日からは、「全身鏡」で身だしなみチェックをする時には、同時にご自分の
内面チェックもお忘れなく!!自信と、違う自分の発見につながると思いますよ。

                            <佐藤 彩子>




















 
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